記事の通り、介護福祉士の養成校が閉鎖または縮小傾向にある事は以前から言われていた。
グラフを見ると平成18年をピークに減少傾向にある。
これは介護保険が始まって数年たってから、介護職の大変さや稼げないなどの悪い話が出てきたころと丁度合致する。
介護職を目指す人がどんどんいなくなっている。
インタビューでもあるように「親から反対された」という事もよく聞く。それに学生の「人生を豊かにする手伝いをしたい」という想い。それは真心だと思う。しかしそれをしたところで?いや~この人は偉いわ、自分にはとてもできないと他人事のようにいう人もいるだろうと思う。
何故、親御さんは反対するのか。
よく介護職は給料が安く、休みも取れないなどと言われる。
それに我儘な年寄りの対応は大変だとも言われる。
そんな苦労をするのであれば、他にもっと良い仕事があるだろうという理屈は成り立たなくはない。
では、本当にそんな良い仕事があるのだろうか・・・?
という比較はおそらく意味が無い。
どんな仕事だって嫌なことはあるし嬉しい事もある。
では、その喜びを具体的に表すことがどれだけの人がいるのか。
なので、介護職というのは「人生の最後に寄り添う仕事」としてそこに誇りを持つ人は多い。
では、それが自分にどのように返ってくるのか?という点に疑問を持たれているのではないかと思う。
高い給料がもらえるとかが一番手っ取り早い承認欲求を満たすことになるのかな。
そう思えば、介護側からの不満はそうした「大変な仕事なのに認めてもらえない」という承認欲求なのかもしれない。
それがまん延しているのであれば、誰も寄り付かないわな。
ついでに
その承認欲求が満たされないから。この仕事はダメだというのであれば、むなしい世の中だなと思う。
自分の事で思えば、認めて欲しいとかは思わないし人生の目標が「個人商店のオヤジ」なので、一応その目標は達成できた。そして、ケアマネという仕事は一定のパフォーマンスは出来たと思う。
なので、介護の仕事に興味があるのであれば、他の業界を経験してみてからでも遅くはない。
定年後でも構わない。
介護福祉士だって、3年の実務経験で国家試験を受験する事が出来る。
おそらく啓発活動なども難しい。
だって、今の世の中が承認欲求だらけなんだから。