ジジ活は世の中のニーズか? | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

 

この話とは違うが、以前勤めていた老人ホームでも、入所者同士で結婚するといった話もあった。実際結婚したケースもあったが、家族の反対にあって実現しなかったケースもあった。

 

以前テレビで「高齢者のお見合い」の特集があった。連れ合いに先立たれたり、離婚して独り身の高齢者同士がお見合いして、というものだ。

 

そんな四方山があったので、そのお見合いの話を知り合いにすると、「死ぬまで面倒をみてくれるならありじゃないか」と言われたことがあった。

 

まあ、言われてみればその通りだし、介護の事だって任せられるのであれば子供としては楽。

 

それで記事の内容。

どこかに所属しているとすれば二つともデートクラブかな。

 

ちなみに私の担当している独身の利用者ではこういう希望は聞いたことはない。勿論、腹に秘めていて言えないとか、やり方が分からないとかかもしれないけど。

 

まあ、普通そんなことは言わないわな。

 

それでも、もしも高齢者の希望であり、その夢をかなえることが出来るのであれば、これは先駆的でもあるし、我々が行っている介護とは違う角度からケアしていると言えなくもない。

 

だってロクにリハビリをやりたがらない人が、デートで歩くようになるなら立派なリハビリである。

 

勿論、結婚詐欺とか美人局とか言う話は一旦置いておいて。

 

それと、もし女性が生活に困っているとか、子供のこととかで相談されたら、それはそれで嬉しいだろうな。

 

この人の役に立ちたいと思うだろうな。

 

介護予防の基本チェックに「人の役に立つと思えるか」という質問事項があるが、そこは「はい」になるよ。

 

この事例はケアマネとか、介護保険事業者という視点から見るとやはり行き過ぎている感は否めないんだろうと思う。

それは法の趣旨に合わないというか、万人の理解を得られないという事もあると思うが。

 

でももし、この女性たちがプライドを持って高齢者のために尽くしている、高齢者も人生の最後に嬉しい思いをできたとするならば、この女性の言う世に立派な終活である。

 

ケアプランで「~出来るようになる」とかの目標より、「デートしても一日大丈夫な体になる」方が前向きともいえる。それで2表の事業所に「デートクラブ」って書いたりして。