10数年前、介護保険の初期のころ、デイサービスというのはあまり多くはなかった。
どちらかと言うと、今でいう大規模が主だったように思う。
当時は「老稚園」と揶揄され、一日預かる割には大したこともせず、という感じだった。
勿論、家族としては預かってもらえて食事、入浴、運動などをやってくれるデイサービスは価値はあったと思うが、そのほとんどは夕方に帰宅。フルタイムで働いている人には物足りなさを感じていただろうと思う。
そんなデイサービスは、10人程度の小規模、リハビリ特化型(半日型)デイサービス、お泊りデイサービスなど多様な形が現れるようになった。何の特色もない「老稚園」がそれぞれ特色を出すようになった。訪問介護を行っていた会社もデイサービスに飛びついていった。
そして、小規模なデイサービスは地域密着型通所介護となり、今の形に至る。
この記事、本当にテキトーだと思う。
(1)デイサービスが飽和状態・・・誰だってビジネスになると思えば飛びつくもの。逆にそれのどこが悪い?デイサービスを選ぶのは利用者の方。
(2)一部の事業所が、娯楽要素を強めたプログラムで需要を掘り起こしていることは否定できない。これらは保険料や税金を財源とした介護保険制度では、たとえ法令上抵触しなくとも行き過ぎと評価せざるを得ない。・・・それってあなたの考えですよね?の典型例。そうしたデイサービスと議論したら良い。ついでにそこに通っている利用者の話も聞いたら良い。どのくらいの人がギャンブル依存症になっているのか。
(3)2024年度の制度改正で創設する「通所+訪問」の新サービスのみ新規参入を認め、従来の通所介護には高いハードルを設けるのはどうだろうか。・・・①新しいデイサービスでも利用者のためになるものであるなら良いのでは?それが訪問介護はやりたくないとすれば、それは損失ではないかと思う。
(4)今の在宅介護では、訪問介護(ヘルパー)の不足が全国で喫緊の課題である。優先して新規参入を促進させなければならないのは訪問介護であり、併せて介護人材をシフトさせていく必要もある。・・・そんなことは分かっているが、訪問介護の登録ヘルパーでどれだけ稼げますか?また、利用者と1対1になり、困難ケースを一人で対応することの辛さがわかりますか?意味もなく怒鳴られたりを一人で対応する難しさがわかりますか?
なんて、ちょっと考えただけでもわんさか出る。
それと「今後、新型コロナが「5類」に変わって収束へ向かうことになれば、以前のような通所介護の利用者の奪い合いが顕著になるだろう。」
残念ながら、デイサービスだって人不足なのです。
そんな悠長なことを言ってられず、人員が確保できないことでクローズするデイサービスはこれから出てくると予想する。
もしかしたら、他社に買収されるというのもありうる。もうこんなデイサービスなんてやってられない。売れるものなら売ってしまいたいと思う経営者もいると思う。
ましてや今の経営者も、跡を継がせる気もないだろう。
そうしていけば自然と淘汰されるのではないかと思う。