このランキングにわが母校(東北福祉大学)は載っていない。ちょっと残念に思わないでもないが、だからと言って悪いというわけではない。
今は分からないが、私が受験した25年ほど前、仙台の代ゼミでは「学院大・福祉大コース」というものがあった。仙台では別に福祉の勉強をしたいわけではないけれど、それなりの偏差値の所に行きたいという人がいる。東京で言えば差し詰め「日東駒専」とか「大東亜帝国」みたいな感覚か。
そんな事で、我が大学に進学する人は福祉の仕事に就きたいからという人だけではなかった。なので福祉系の仕事に就いた人は6割もいかなかったと思う。あとは一般企業。意外に思うかもしれないが、当時は福祉の仕事は施設中心だったし、就職活動自体が年を開けてからと思い、その間に一般企業に決まってしまうというのも多かったと思う。
それで、この記事を見ると、福祉分野の中でもエキスパートな勉強をしているように思われる。
果たしてそれが新卒の立場で、もしくは数年後に発揮されるのだろうか。
肌感覚ではあるが、どんな仕事でも学校で学ぶ事より社会に出てからの方が学ぶ質も量も多い。
それと勉強していた分野と違う仕事をする場合もある。
私も大学の専門は社会教育だし、児童関係に就職希望だったが、今は高齢者の仕事をしている。
だから学校というのは、社会に出るための基礎というか、働くとは何か、とか社会に出てからの処世術とかを学べるといいかもしれないとこの年齢になって思う。
それはそれとして、仕事の分野でも卓球の分野でも、たまに福祉大出身という人に会う。仙台の話、大学の時の話など盛り上がるし、何と言っても良い人ばっかり。
おそらく、このカラーなんだと思う。
学校の勉強で学ぶ知識は色々とあろうが、仙台で過ごした4年間をどのように自分の中に落とし込めているか、という事。
数字には出ない良さかもしれない。