運動が出来る人は子供の頃からモテて、周りのちやほやの対象だった。そんな子が高校生になる頃、親の立場と学校の立場は微妙にズレが出てくる。
親にすれば進学や就職の道具に
学校にすれば宣伝材料や、自分の指導歴のために
その生徒の争奪戦になる。
それに甲子園やら春高バレーやら
テレビに出るともなれば学校挙げての応援となる。
のぼせるなというほうが無理だ。
それは大学になっても受け継がれる事もあり
わが母校などは運動部の学生に「お前らは学生じゃない。商品だ!」と言われて学生生活を送った。
要するに
学校を宣伝する場面があれば
それを利用したいと思うのが当たり前である。
そのおかげで入学希望者が増え、結果学校全体が良くなるという事は多い。
学校は勉強するところというのは当たり前だが
こうした学生の存在は
私の学生時代を語る上でも
一つの思い出として息づいている。