以前、金八先生で中学校にデイサービスを併設する話があった。
実際に行っているところはまずないだろうが、取り組みとしては面白いと思う。
施設開放論
おそらく、この類の話が出る時はこの論をどう生かすか、もしくは盾にするかの議論になる。
例えば、公立の学校では体育館や図書室などを貸し出したりもしている。私が卓球で練習に行くのもそういう場が多い。
また、廃校になった学校をコミュニティーセンターに使ったり。
しかしこれはあくまで公立の話。
記事のように民間施設での活用はよほどの理解が必要と思われる。
私も施設勤務経験があるから言うが
ボランティアや実習生の受け入れは難しいところがある。
もう昔の話だからかもしれないが、施設にはオープンにしたくないところがある。
別に他社にノウハウを取られないようにとかいうほどのものではないが、他人に文句を言われたくないという感情の問題だったと思う。
一番覚えているのが、一回だけ体験ボランティアを受け入れたことがある。
きちんと意思をもって来ている子もいれば、単位の為、行けと言われたからという子もいた。
まあ、どんな理由でも、介護の現場を見ることは将来何らかの役には立つと思いたい。
さて、記事の話だが
今もあると思うが学童クラブというものがある。
児童館にあるもので、放課後17時くらいまで子供を預かるというところだ。
その仕事をするには公務員の児童厚生職の試験に合格しなくてはならない。
実は私はそれが第一希望だったが、その夢かなわず今の仕事をしている。
ところがこの児童厚生職も近年は民間委託になったようで、給料の安さなどが言われているようだ。
記事の内容はその学童クラブを老人ホームにくっつけるという話。
色々とご苦労もあったろうし、懸念されることはあるだろうが是非成功して欲しいと思う。
子どもたちには良い面も悪い面も隠さず見せて、これが介護の現実であり、支えるという事の意味を学んでもらいたい。
中にはこの経験から、絶対に介護の仕事をやりたくないと思う子もいると思う。それはそれでいい。
大切なのはありのままを見せること。