介護離職という言葉がある。
私は最初、介護職員の給料があまりにも安く、結婚するなどの理由で離職する事を指すと思っていた。
特に訪問介護では登録ヘルパーと言って、仕事があるときだけ働くという、なんとも都合の良い業務形態もある。
これを集約型労働と位置付けるそうだが、こんな働き方でどうやって生活するんだろうといつも思う。
だから、定年したり子供が手を離れたり
月に数万円くらいの収入で良いから、人の役に立つ仕事をしたいという気持ちで支えられてきた。
それが間違いとも思わないが、そうした方の限界点は低い。
とはいえ、福祉職は他の業界に比べても転職は多いと思う。逆にいろんな職場を経験することがその人のスキルアップにもつながる。
そうした制度設計をせざるを得ない、そういう業界なのでと割り切っている。
それでも
人と人との触れ合いの中で
一日一日をつつがなく過ごすことの大切さ
人との出会いの喜びなど
そうしたこの仕事をしてよかったと思ってくれる人が
一人でも生まれることを切に願う。