私が毎週練習しているグループ。
先日の大会では今一歩で全員が敗退した。
何かが足りない。
そこで一番若いメンバーの事を考える。
やはりこいつを鍛えるしかない。
技術的なことは教えられる。
しかし、こいつからは覇気が感じられない。
隠しているだけかもしれないが、もともとおとなしい性格の持ち主。そして何よりもイケメンではない。
彼の生活歴を考えても、自分が自分がとしゃしゃり出る性格ではない。
もしかしたら、自分は強くなってはいけないんじゃないかとか、自分が強くなるわけがないとか。
勝ったものにしか分からない高みを知らないのか。
それは年上メンバーも同じ。
それに私も同じ。
そこで、前回からメンタルトレーニングを始めることにした。
最初はインテンシティ(闘志があり、精神的エネルギーの高い状態)とエモーション(感情)の関係。
競技をする上で一番望ましい精神状態とは何か。
インテンシティが高く、感情もポジティブ。
この状態は自信に満ち溢れ、強気、楽しみがある状態。
逆に最悪な状態は
インテンシティが低く、感情もネガティブ
この状態はもうやりたくない、どうでもいいといったネガティブ。
具体的に例を挙げて話す。
特に私の全国ラージの一戦。
予選リーグを勝ち上がった人に私は1セット先取した。
そこで考えたことは「次のセットを取れば予選を抜けられる」というもの。
これは裏を返せば、もう3セットはやりたくない。早く苦しみから脱したいというネガティブなものに置き換わる。
今思えば
カット打ちはさんざん練習してきたし、1セット取っている。別に苦しくもない。であれば、もっと楽しもう、もっとカット打ちをしたいとか置き換えればよかったかもしれない。
苦しくても、きつくても、それから解放されることを考えるのではなく、その苦しみやきつさをやり続けること。何本でも粘るというマインドを持ちたいと思う。
それを踏まえての技術論はまたその内に。