ぬるま湯倫理綱領 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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一般企業ではこれが常識なのだろう。

我々が学生の頃からあったことだが、大学3年生にもなると、就職活動の雰囲気がそわそわしだすのが当たり前だった。


起業としては優秀な人材を確保したい、学生にしても早く就職を決めたいという両者の思惑の一致である。

私も大学の時に頼んでもいないのに、就職活動の資料がどっさり来たことがあった。


福祉系の就職活動は一般よりもずっと遅く、4年生の年明けからが本格的な動きとなる。つまり卒業まじかという事。



それで、一般企業は就職した後も生き残りの勝負である。


・・・って当たり前の話でしょ?


ところが、福祉系はそうではない。


ケアマネージャー(介護支援専門員)の倫理綱領第4に


「私たち介護支援専門員は、利用者の利益を最優先に活動を行い、所属する事業所・施設の利益に偏ることなく、公正・中立な立場を堅持します。」


一見まともに見えるし、公益法人とかならこの趣旨はその通り。


でも、ほとんどが民間企業の所属である。


民間企業の論理で、自分の会社の利益に偏ることなく、なんてあるのだろうか?


もし、これが事実と言うなら


介護職員は、給料のことを一切言うな。

会社で使っている机やパソコン、家賃や税金も、全部自分で負担しろ。

と、なってしまう。あくまで極論だけど。


介護保険事業は、スタートしてから何とか首をつないできた業界だ。


まず、外資、商社、銀行などの大手企業が全くと言っていいほど参入しない。


答えは簡単。儲からないからだ。


しかし、社会を動かしてきたのは、こうした大手企業だという事も事実。


いつまでもきれいごとばかり並べていないで、現実を見たらどうなんだと思う。