オーダーする時に、
「インスタを見て、お店の方針を知ったので初めて来ました。ありがとうと言いたくて」
と伝えたら、オーナーの女性はすごく喜んでくれました。
私の前にオーダーしていた男性も、同じ理由でこのお店に来たようでした。
男性と少し話した後、オーナーさんは私のところにも来て話をしてくれました。
「本当にありがとう。
今日は同じようにインスタを見て、
遠くから来てくれたお客さんもいっぱいいたのよ」
そして、South Gippsland(車で数時間かかるエリア)の人も、
「差別をしない決断をしてくれて、本当にありがとう」
と、お店にわざわざ電話をかけてきてくれたのだと教えてくれました。
私はそれを聞いて、もううるうるしちゃいました・・・。
そこから、私のオーダーしたサンドイッチが出来上がるまでの間彼女と話をしました。
なんと、このカフェはほんの8ヶ月前にオープンしたばかりだそうです。
オープンしたものの、ほとんどがロックダウン期間中だったということです。
やっと店内でもサービスを提供できるようになる機会でしたが、
このオーナーさんは、それでもテイクアウェイだけでいくという決断をしたんです。
彼女は、こう言ってました。
「やっぱりこのやり方はオーストラリアのスピリットじゃないと思ったの。
オーストラリアは本当に素晴らしい国だし、
そういうコミュニティでのつながりを大切にしたいと思ってるから。
全員同じ条件で食べられるようになるまでは、差別みたいなことはしたくない。
このエリアで他にも同じような決断をしたカフェがあるから、
私もそこにも応援の意味で買いに行ったりもしてるのよ。
私には子どもが二人いるの。
子ども達のためにも、いいコミュニティを作って、
人とのつながりを大切にしていきたいよね。
この決断に批判もあるとは思ったけど、
やっぱりこれは自分の信念として納得できないから。」
もう、涙腺崩壊ですよ・・・。
実際、インスタには批判のコメントもついていました。
「常連だったけどもう行かない」
「近年稀に見るヘルスクライシスなのに何考えてるの」
でも、それ以上にサポートのコメントが多かった。
オーナーさんは、
「店内でも食べられるようになったら、また是非来てね。
今日は本当に来てくれてありがとう」
と言ってくれました。
うんうん、絶対来るし、その前にも時々テイクアウェイ買いに来る!!!涙
すごくいい会話ができたし、ここに買いに行ってよかったなぁと思いました。
久々にコミュニティの繋がりのようなものを感じて、心がじんわりあったかくなりました。
エビのサンドイッチも美味しかったです。
正面に車停められなかったんで、ちょっと見づらいかもしれないけど