事実の側面 (2) | 梢の先に・・・ 

梢の先に・・・ 

  美しいものは、あなたの中に。
  マンダラアートからのメッセージをどうぞ♪

人間は「自己都合で動く。


事実のこの”側面”は、

かなり私の心を冷やしましたしょぼんダウン


「この冷たさは、以前にも感じたことがある。」


・・・ゆっくりと、当時のことを思い出しました。



   クローバー



中学生の頃。


所属していたバスケ部でいろいろあり、

辞めることになりました。


(詳細は省きます)


そのときの周囲の反応の移り変わりがまさに、

「自己都合」そのものでした。



「なんだ、結局みんな

 自分のことばかりじゃないか。

 勝手すぎる。」



その怒りは無常感・虚無感といったものに近く、

心を凍りつかせるものでした。


そして、相手を切り離そうとしながらもどこかで、


あぁこれはあの人達だけじゃない、

みんなそうなんだ、

「私も勝手な人間のうちの1人」

であり、その事実は変わらない・・・


という認識がありました。


大げさなようですが、

それは当時の私にとって、

絶望に近く感じられたのです。




   クローバー



その一件だけによるものではない。


「これ」はずっと前から抱えている。


冷た過ぎて、気付かなかった。


フリーズドライされている感じ?

冷凍庫の奥にしまわれて

賞味期限が過ぎちゃったブルーベリーみたい。

(↑なぜこの例え?^^;)


理屈で解放できるものではない。


この感情と、ゆっくり向き合ってみることにしました。



   クローバー



手のひらに、

「凍ったブルーベリーみたいなもの」を

(めんどくさいんで、以下ただのブルーベリーで)

一粒、乗せてみます。


冷たい上に、カラッカラに乾いている。


よく見ると、

人が胎児のように丸まってるイメージ。


固く、ね。


そのブルーベリーから感じる言葉は


「所詮、そんなもの。」



・・・あぁ、これは冷たい。


ずいぶんと、酷い目に遭ったんだなぁ。


それだけじゃない。


この子は自分を諦めている。


何も声をかけられない。


出来ることは、手のひらに包むだけ。




人の温もりを、伝えるだけ。





  クローバー



心の中でこの作業をしている間、

普通に日常を送っていました。


(風邪気味でしたがあせる


子ども達を叱ったり、話を聞いたり、

夫とくだらない冗談を言って笑ったり、

無事に仕事を終えてホッとしたり、

レンタルで読んでいる『宇宙兄弟』に

うるうるしたり・・・。



そうやって、肌で感じる日々には

自己都合だけ

存在するわけではありませんでした


確かにそれも、あることはある。


けれど、


誰かの笑顔や体温、思いやりで

救われる私だって、ここにいる。



それぞれの自己都合と自己都合をつなぐ

有形無形の何か が、確実に存在する



私はそれを知るための、

腑に落ちる経験」をさせてもらっている・・・。





  クローバー



そうしているうちに

凍ったブルーベリーはいつの間にか、

人のかたちになって、

手のひらの上で眠っていました。

頬に涙の跡を残しながら。



温みが戻って良かった。



でもまだ、眠っている。



今はそっとしておいた方がいいかもしれない、

と手のひらに包んだままでおりました。


とりあえず、ここまでの状況を

皆さんに報告しようかと考えていた矢先、

今夜、意外な出来事で、目を覚ましたのです。




(ごめんなさい。続きますが、次回でちゃんと終わりますあせる


  









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