大切な人が笑顔でいてくれること。
子どもの頃は親が、
成長したら友人が、恋人が、
そして今は
家族や仕事のお客様、職場の仲間達が。
相手の笑顔を見ることが、
何よりの喜び・・・
そこにひょっこり、落とし穴があった。
本当の気持ちを抑えて、相手を優先する。
喜んでもらえたら、ホッとする。
いつの間にか、
笑顔を得ないことには
自分の存在意義を感じられなくなっちゃった・・・
せせらぎのそばにいるときに、気づいた。
木々も、小川を流れる水も、
ただそのように在るだけ。
相手に何かを求めず
自身に何かを課すこともない。
なのに、これほど私をホッとさせてくれる。
・・・そうか、私はいつの間にか、
取り引きをしていたんだ。
奉仕に対する報酬として、笑顔を。
だから、苦しくなっていた。
また一つ、階段を昇るときに来ている。
「そのままでいい」本当の意味を、
アタマではなく、心で信じること。
あの、せせらぎのように、なりたい。