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⭕脳梗塞経験者の腰痛の経過について記載−2
筋肉痛と筋肉疲労(筋疲労)の違いは、簡単に言えば筋肉に損傷があるかどうかです。
筋肉痛は、 筋肉に損傷があり、その結果として痛みが伴うものです。
筋肉疲労(筋疲労)は、筋肉に損傷がなく、腕や足など各部の筋肉を使いすぎることで血液の循環が悪くなり、うまく伸びたり、縮んだりできない状態で痛みを起こす一つの原因になっています。
筋肉痛が起こるメカニズムは、完全には解明されていませんが、
現段階で、考えられる「筋肉痛が起こる仕組み」は、
①運動などによって筋肉へ負担がかかる
②筋線維が傷つく
③筋線維を修復する際に炎症が起こる
④ブラジキニン・ヒスタミン・プロスタグランジンなどの発痛物質で痛みが放出される
参考文献・図→ヨガ・MELOS
参考文献・図→アリナミン
私の場合は、
スポーツジムを休めば良いものの、2日間程、腹巻きの間にクールキーパーというアイシングのための品を傷防御のゴム板を麻痺側の右腰の痛む場所に右にズラして挟み込み、ビューティローラーを使用していました。
しかし、今度は、麻痺側の右腰の痛みが殆ど消えた事の引き換えに、新たに健側の左腰に痛みが発生してしまいました。
そこで、思った事は去年の首の痛みの経験です。
去年の2023年の10月のゴルフコンペに参加するために、ゴルフ練習を久しぶりにしました。
それまでは、麻痺側の右首の痛み程ではないですが違和感(首を回した時の引っ掛かり感+微かな音鳴り)がありました。
ところが、ゴルフ練習の後に首の健側の左首に痛みが発生しました。それでも無理に痛みを堪えてゴルフコンペに参加したせいで、約1ヶ月間痛みが消えるまで苦労した経験があります。
今回の腰痛も、首と同じく
痛みが、「麻痺側→健側へ移動する」という事が同じように起こっているのだろう?と考えています。
(2024年02/02左右腰痛消滅)
おそらく、
脳梗塞で発生した身体の歪みが、次第に改善されて来ると、次の段階に進むために歪みが解消され、痛みが発生して、痛みが麻痺側→健側へという移動しているのだと思います。
多分に、健側の痛みは「代償性の動作の筋肉痛」だと考えられます。
ここで代償性について説明します。
医療における代償とは?→身体機能の一部が失われた場合に、本来その機能を果たす部位とは別の部位が、その機能を補完するように機能することです。
代償動作(代償運動)とは、本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行うことです。
リハビリテーションの現場において代償動作は、疾患や怪我によって機能が障害され、ある動作や運動が行えなくなった時に、他の筋肉の動きで動作を補って行うこと、あるいは、何か道具を利用することや環境を整えることで行えない動作を補完して目的を達成することを指します。
●代償動作の問題は、
① 本来使うべき筋肉を使わない事で使うべき筋力が低下し、他の筋肉を使ってきたことにより、過剰使用の筋肉に負荷がかかって痛みにつながること
② 非対称な姿勢をとることにより、姿勢のゆがみが生じてくること
③ 筋力の低下や姿勢のゆがみが長年続くことにより、関節に負担が生じて変形性関節症などをまねくこと
④ 非効率な動作となっており、動作のパフォーマンスやスピードが落ちていること
などがあげられます。
参考文献→健康長寿ネット
●備考→超回復→筋肉の部位ごとに超回復の時間は異なりますが、
①胸筋、背筋→72時間程度
②上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋→48時間程度
③腹筋やふくらはぎの筋肉→24時間程度
で回復します。
今回は麻痺側の右腰の筋肉痛は、筋肉使用後の疲労による炎症後に起きる筋肉が再生される前の超回復の痛みだったと考えられます。
健側の左腰の痛み(離れた部位)代償性の痛みもであったと思われます。
このように、回復の次に進むために、「一時的な痛みが新たに発生しては消えてを繰り返しながら麻痺側の運動障害の回復を進んで行くと思われす。
これには湿布やアイシングで対応しています。
⭕ビューティローラーによって繰り返し・強制的・受動的に筋肉が動かされると筋肉は疲労して、再生することになります。アイシングをしなければ炎症が進行して筋肉痛になってしまいます。
ビューティローラー使用後の再生する際に、血流改善・低酸素状態改善されて線維化していない正常な筋肉組織を新生することが3Mメソッドの目標です。
そして、ビューティローラーの刺激の感覚が知覚に変わり、脳に新しい回路が作成され繋がり、新しい指令が出て運動障害が改善されて行く事を最終目標とします。
参考写真→スポーツジムでのトレーニング後に、直ぐにアイシング出来るように、保冷剤を保冷バッグに入れています。
参考写真→スポーツジムで履いているケイパシューズです。全体がビニール製ですので、かがまなくて直ぐに履く事が出来る便利なシューズです。スタジオ使用では、柔らかいですから、激しいレッスンでは無理かも知れません。