少し前の記事、幼児教育は本当に必要?子どもの教育シリーズ⑦
の続きで、今回は小学生以上のお子さんについて。
こんばんは、心コンサルタント/ママ育士の土居美紀です
上記の記事で、3歳までの教育が特に重要というお話をしましたが、うちの子すでにもう小学生です、という方。
諦めないでくださいね
確かに早いうちからの教育をするに越したことはないです。
早いうちに学ぶことを習慣にしていた子のほうが、大きくなってからも頭の使い方や、学び方の能力は高いことは否めません。
でも、100%そうだ、というわけではないですし、手遅れということはありません。
ご自身を振り返ってみて、大人になってから勉強し始めて、しっかり学ぶことができたことも多いと思いませんか?
少し前に流行った「ビリギャル」などもいい例ですよね。
どのようなタイミングだとしても、親できることはこんなこと。
子どもにいかにやる気を出させるか
勉強は楽しいものであるということをわからせてあげる
今のうちに勉強しておくことが、将来、どれほど役に立つことか
ということを上手に伝えることだと思います。
そのためには、やりがちな
宿題しなさい!勉強しなさい!
と、毎日毎日、せかしたり、怒るのは逆効果ですね。
言われれば言われるほど、やらなくなるし、勉強が嫌いになるでしょう。
私も親に宿題やりなさい!って言われるのが大嫌いでした。
しかも、なぜかわかりませんが、いつもいつも、「今、これからやろう!」とする直前に「宿題やりなさい!」の声がかかるのです。。
やろうとした瞬間に言われることほど、やる気をなくすことってないんですよね
東大生やノーベル賞を取った方の親御さんに聞くと、
「勉強しなさい」って一度も言ったことないです
という方が多いのです。
誤解していただきたくないのですが、有名大学に入ることやノーベル賞を取ることを目標にすることが良いこと、と言っているわけではありません。
わかりやすい指標として使わせていただいているだけです
では、そういう親御さんたちはどのようにしていたか?
子どもの好きなこと、興味のあることをただひたすらやらせていた
という方が多いです。
子どもは、興味のあることに関しては、大人顔負けの吸収力でものすごい勢いで学んでいきます。
そして、人間の脳には、こんな力があります。
自分の興味があるものを必死に覚えたり学んだりすることで、そのほかのこと(教科)も自然と伸びていく
という脳の特性です。
ですので、苦手な教科もつられてある程度のレベルまでは達することができます。
親は、どうしてもまんべんなく、どの教科も平均点以上をとらせようと必死になりますが、そんな必要はなくて、得意な分野の教科をただひたすら伸ばしていくことに注力していればいいのです。
得意なことに関しては、親が言わなくてもどんどん知識を増やしていくはず。
それを親は応援してあげて、励ましてあげると子どもは学ぶことの楽しさを体感します。
学ぶことの楽しさを感じることができるようになってから、その他の不得意分野にも少しずつアプローチしていけば大丈夫です。
例えば、幼い頃、電車が大好きで、電車の種類や名前を全部あっという間に覚えてしまう子っていますよね。
電車に限らず、宇宙、恐竜、お花、魚、国旗、といったようなものも同じです。
こういう能力はどんどん伸ばしてあげること。
子どもは興味があるものから将来の夢を描くことが多いです。
例えば電車が好きな子は、運転士さん。
宇宙に興味のある子は、宇宙飛行士といった感じです。
自分の夢に近づくためには、こんな勉強が必要だよ、というふうに促してあげるのもやる気スイッチのひとつですね。
学校の宿題って、つまらないものが多かったりしますよね。
例えば、漢字の書き取り。
漢字の宿題って、一文字の漢字を連続して、何ページも書かせる宿題だったりしますよね。
これって、すごくつまらなくないですか??
だったら、ものすごく集中して5回くらい書く
のほうがよっぽど覚えられると思うのです。
そして、その漢字を使った単語を使って、ママに手紙を書く
なんていうことをすれば、単語を辞書で調べるし、その単語の意味も覚えることができ、手紙を書くことでその単語の使い方も学べる。
そして、ママへの手紙は楽しい!
手紙をもらったママも、子どもの文章力や漢字能力が一目でわかり、なおかつお返事を書くことによって、会話の中では生まれないようなコミュニケーションもとることができる。
一石五鳥くらいになりますよね
こんなふうに勉強を楽しく行うことをママがいろいろ提案してあげるといいですね。
小学校低学年のうちは特に、やる気スイッチを押してあげることは親の役目だと思います。
そして、親が一緒に勉強をみてあげることは必要だと思いますよ。
リビングで、いつでも声のかけられるところにいる。
もしくは、隣、向かいで宿題をサポートしてあげる。
高学年になったら、そろそろ自分でできるようになるのは理想的ですが、高学年だからといって、全部本人の責任だからまったく親は干渉しない、というふうにする必要もありません。
もちろん、過干渉はよくないですが、高学年といえども、勉強の仕方がわからない、学校の授業を聞いていても難しくてよくわからない、ということはよくあることです。
そういう時はしっかりとサポートをしてあげる。
私は、小学校6年生の時、試験勉強のために母親に隣でつきっきりで勉強させられた時がありました。
高校まで一貫の学校だったので、受験という受験は6年生の時にはなかったのですが、確か一応進学試験のようなものがあって、それに向けての勉強だったと記憶しています。
泣きながら、やってました
今、振り返ると、小学校6年生でも、付きっ切りで隣で叱咤激励しながら勉強を見てくれた母には感謝しています。
あの時、一人だったらあそこまでできなかったですから。
そばで見てあげるからこそ、勉強の面白みを伝えてあげることができるので、子どもたちが楽しく勉強や宿題ができるように、付き添ってあげることは、甘やかしではないと思いますよ。
最初から最後までベターっと付き添う必要はありません。
3年生、4年生くらいになれば、やり始めだけ一緒にやってあげて、あとはリビングで家事をしていればいいと思います。
聞きたい時に、すぐに聞けるように。
なので、子供部屋で勉強させるより、リビングで勉強させることをオススメめしますよ!
余談ですが、子供部屋は、中学生くらいになるまでいらないと思います。
思春期になると自分の空間が欲しくなる子も多いですから、作ってもよいと思いますが、それでも勉強はリビングがオススメ。
ある程度の雑音があったほうが、人間は集中しやすいというデータがありますし、さぼったりもしなくなりますよね。
そして、いわゆるアカデミックな「勉強」の能力を高めるには、その他の生活習慣等にもコツがあるのです。
そのお話は、また長くなるので、次回以降に
Magenta hearts
心(Ko・ko・ro)コンサルタント/ママ育士
土居 美紀
Magentahearts(マゼンタハーツ)
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