先週末、まぁるい抱っこ、スリング抱っこでおなじみの辻 直美先生の育母塾に行ってきました。
私は普段、乳児のママたちと接するより幼児~小学生くらいのママたちと接することが多いので、乳児のママたちの悩みの生の声を聞きたいな、という思いで行かせていただきました。
貴重なママたちの1枠に参加させていただいて、本当に感謝です。
そして、なお先生が話すママのマインド面については、共感するところだらけでした
こんばんは、心コンサルタント/ママ育士の土居美紀です
なお先生を知ったのはブログを通してですが、ぜひこの先生に学んでみたい!と思って、スリングファーストというスリング初心者向けの講座に昨年参加しました。
ずっと泣き続けていた赤ちゃんが、なお先生の抱っこの方法によってスイッチを押したようにピタっと泣き止んだのを目の前で見て、衝撃を覚えたのが最初です。
その時の様子はこちら↓↓↓
その後、プロ向け(ベビー向けにお仕事をしている人)講座に2回ほど参加し、乳幼児期の赤ちゃんについて大変多く学ばせていただきました。
おっぱいのあげ方、ずりばいやハイハイへの変化の過程の大切さなど、細かい部分を丁寧に教えていただき、なぜ、この方法が良いのか、という理由まで丁寧に説明と実体験させていただけるので、すごく身体にも心にも響きました。
その時の様子はこちら↓↓↓
赤ちゃんの骨格、身体の作りを十分に考慮した抱っこなので、赤ちゃんの心の安定具合がまるで違うのです。
世の中のママさんたちが、全員、なお先生の講座を受けたらいいのに、と本気で思いました。
今回は、そんなママさんたちのお悩みをなお先生が聞き、「ママからマザーへと育てる育母塾」に参加させていただきました。
乳幼児のお子さんのいらっしゃるママさんたちが、たくさんいらしていて、先生が一人ひとりのお悩みを聞いてくださる会です。
印象に残ったのは、なお先生の
「それって本当に赤ちゃんはそう思ってるのかな?」
という問いかけ。
これ、ママさんたちは、日々やり続けたらいいと思います。
「本当にこの子はそうしたいのかしら?」って、自分で自分に問いかける。
そして、ちゃんと赤ちゃんに聞いてみよう!というマインドを持つことを癖づけること、ぜひオススメです
例えば、
「うちの子は、寝る時、添い乳をしないと絶対に寝ないんです」
というママさんに、
「それって、本当に寝る時おっぱいが欲しいのかな?」
というなお先生の問いかけ。
ママさんは、寝る前になるとおっぱいを触ってきて欲しそうにしてるから、そうだと思います。
とおっしゃっていましたが、なお先生は、それっておっぱいが飲みたいんじゃなくて、寂しいからやわらかいものをさわりたいから、触ってきてるだけなんじゃないの?と。
側にいたいという甘えが、赤ちゃんそういう行動を起こさせているだけで、赤ちゃんはおっぱいが欲しいわけじゃない。
それを無理に与えることで、結局赤ちゃんが後々吐いてしまったりするんですよね。
甘えがひどいのは、赤ちゃんの性格上というより、ママが普段から十分に寄り添ってあげているか、というところがポイントだと思います。
なお先生も、
呼ばれて(泣かれて)初めて、赤ちゃんのところに行ってない?
自分から先に赤ちゃんとコミュニケーション、取ろうとしている?
ついつい家事を優先して泣かれてからしか近くに行ってない、ってことない?
と何度もおっしゃっていました。
そのやり方だと、赤ちゃんは、泣けば来るって思いますよね。
だから、しょっちゅう泣いてしまう。
しょっちゅう泣かれるとママは困る。
ひどい悪循環です。
これって、実は妊娠中から始まっているんですよね。
赤ちゃんがおなかの中にいる時から、しっかり赤ちゃんとコミュニケーションをとっているか、ということは、産まれた後の赤ちゃんの心の状態に大きく左右します。
ちょっと話がそれましたが、こんなふうに、本当にその子はそうしたいと思っていると思う?とか、なんでそういう行動を起こすと思う?という問いかけをどのママさんにも何度もしていました。
なお先生が総じておっしゃりたいことは、
赤ちゃんの気持ちになって、赤ちゃんの立場になって、真剣に考えてる?
赤ちゃんと向き合ってる?
ということなのです。
私もたくさんのママたちと接してきて、子どもが喋れる年齢であろうが、喋れない年齢であろうが、関係なく、ママたちはあまり子どもの話を聞いていないし、子どもと真剣に向き合っている方が少ないと感じています。
自分の都合が先にたってしまうんですよね。。
泣き止ませよう、言うこときかせよう、というスタンスでは、子どもはいつまでたっても言うこときかないし、泣き止みもしないんですよね。
ママはこう思うんだけど、あなたはどう思う?
という問いかけをしていないんじゃない?
となお先生もおっしゃっていましたが、本当にその通り。
私も常にママにお伝えしている内容そのものです。
こうしなさい、ああしなさい、という命令口調ばかり続けていたら、子どもは右から左へ流すに決まっています。
あなたはどう思う?という問いかけをすることで、その子に考えさせる力と、自分の口でしっかりと自分の気持ちを表現する力がつきます。
生きていく上でとても大切なコミュニケーション能力がつくんですよね。
喋れない赤ちゃんに対しても、あなたはどう思う?というスタンスで赤ちゃんとしっかり向き合って日々観察するのと、小手先の処理みたいな感じで、とりあえず、おっぱいかな、暑いのかな、眠いのかな、という接し方、心のスタンスでは、まるで違います。
毎日毎日、じっくりと向き合って観察していれば、赤ちゃんの気持ちは絶対わかると思います。
もうひとつ、そうそう!と思わずうなずいてしまったこと。
「みんな子どもにすごい期待してるんだね」
というなお先生のお言葉。
地球に生まれてまだ1年とか3年しか経っていないのに、そんなに自分の気持ちをしっかりうまく表現できると思う?
そんなにいろいろ聞き分けよくできると思う?
と。
そうなんですよね~!
ママはそこを忘れがち。。。
2歳から3歳でトイレトレーニング中にも関わらず、トイレでうまく排泄できない子どもにものすごくイライラしてしまっているママさんとか。
小学校1年生なんだから、それぐらい考えればできるでしょ!
とか、小学校1年生なんだからもう甘えないの!
といった発言をされている方がすごく多いんですよね。。
まだ地球に生まれて○年しか経ってないよ、と私はよく言うのですが、なお先生もまったく同じことをおっしゃっていました。
逆に、ついつい手を出し過ぎてヘルプしすぎてしまうママさんもいらっしゃいますね。
時間がかかっても、うまくできなくても自分でやろうとする子どもの意欲や成長の力をそいでしまう結果となってしまいます。
自分でやりたい、やってみたいと思って頑張ろうとしているのに、時間がないから、とか、まだ赤ちゃんだから、と先回りしてやってしまうママ。
ヘルプじゃなくて、サポートするだけでいいのです。
できないことは、ちょっとサポートしてあげるだけ。
本人がやろうとする力を見守ること。
できそうなことは、時間がかかっても待ってあげること。
これは、年齢の小さい大きいは関係ありません。
小学校の高学年になっても、先回りして助言して失敗させないようにしてしまうママがよくいらっしゃいます。
失敗は、その子の成長のための大きな学び。
その学びを摘み取らないで~
手を貸したくなる気持ちはよくわかります。
ママたちも良かれと思ってやっているのかもしれませんが、それは本当に子どもの将来にとって良いことなの?と、ちょっと俯瞰して物を見ることを癖づけてみてください。
親になるとそのあたりが、つい盲目になりがちだと思いますが、これは意識しないとできないことだと思うので意識してみてくださいね。
まだまだお伝えしたいことはあるのですが、長くなったので、また次回に!
つづきは、こちら↓↓↓
Magenta hearts
心(Ko・ko・ro)コンサルタント/ママ育士
土居 美紀
Magentahearts(マゼンタハーツ)
子育てや人生にお悩みの方へ、目黒区で個人セッションを行っています。
お気軽にお問い合わせください。
出張セッションも行っています♪
はじめての方はこちらをご覧ください。
セッションの詳細については、こちら。
お問い合せ・お申込みはこちらのフォームからお気軽にどうぞ♪