4月ももう終わり。
そろそろ親睦会でも…と
若手部下を飲み会に誘ったら
それって業務ですか?
そう言われて、
ショックを受けたことはありませんか。
せっかく打ち解けてきたのだから
もっとお互いのことを話せる場をつくりたい。
そう考える上司の気持ちは、もっともです。
私も、昔は同じように考えていました。
一緒に飲んで、食べて、馬鹿話をすれば
自然と距離は縮まるはずだ、と。
ですが――
この考え方は、勘違いでした。
部下と飲みにケーション以前に必要なこと。
悩める情熱課長と、失敗経験豊かな吉田部長の対話からお伝えします。
■飲み会に行けば、心の距離は縮まるのか?
情熱課長
吉田部長、ちょっと聞いてくださいよ。
若手を飲みに誘ったら「それって業務ですか?」って言われたんですよ。
正直、ショックでした…。
吉田部長
それは、なかなか刺さる一言だな。
情熱課長
昔は飲みに行けば心の距離が縮まったじゃないですか。
それが通用しないなんて…。
どうしたらいいんでしょうか。
吉田部長
まずは、
私たちが勘違いしていることがある。
情熱課長
勘違い、ですか?
吉田部長
飲み会をすれば関係が良くなる、と思っていないか?
私も昔はそう思っていた。
でも振り返るとどうだ。
上司の自慢話で終わっていなかったかな。
情熱課長
…確かに。
自分も、聞く側のときはそう感じていました。
■この人と話したいと思えているか?
吉田部長
大切なのは順番だ。
飲みに行けば関係が良くなるんじゃない。
良い関係ができているから、飲みに行きたくなるんだ。
情熱課長
あぁ…。
順番が逆だったんですね。
吉田部長
部下にとって、
この人と話す時間には意味がある。
そう思えているかどうかだ。
情熱課長
そう言われると…
自信がなくなってきました(汗)
■飲み会よりも、日常の関わり
吉田部長
例えば、普段の会話だ。
今、どんな状況かな
順調そうだな、いいね
どこでつまずいている?
何か手伝えることはあるか?
こんなふうに、相手に関心を向けて
状況を聞き、必要なときに支える。
こういう関わりができているかだ。
情熱課長
確かに…。
指示や注意はしていましたが、
そこまではできていませんでした。
吉田部長
多くの上司は、
仕事のコミュニケーションがうまくいかないと
飲み会で一気に解決しようとする。
でも、それが逆効果になることもある。
今回が、まさにそうだな。
情熱課長
耳が痛いです…(汗)
■まずは小さな一歩から
吉田部長
もう一つ。
いきなり飲み会じゃなくていい。
ランチでもいいんだ。
短い時間でもいい。
安心して話せる経験を、少しずつ積み重ねることだ。
情熱課長
いきなり距離を縮めようとしていました。
吉田部長
関係は、一気には縮まらない。
でも、積み重ねれば必ず変わる。
情熱課長
やることが見えてきました。
吉田部長
飲みに行くことが目的じゃない。
この人と話したい。
そう思われることが、すべてのスタートだ。
いかがでしたでしょうか。
部下との関係性は、特別な場でつくられるものではありません。
日々の何気ない関わりの中で、少しずつ育っていきます。
飲みにケーションの前に必要なのは、
相手に関心を向けるコミュニケーションです。
その積み重ねが、
この人となら話してみたい、という気持ちを生み出します。
■今回の問い
あなたは部下にとって、
この人と話すと意味がある、と思われているでしょうか。
次回に続きます。
お楽しみに!
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