こんにちは。
人と組織を咲かせる人財育成コーチの
吉田裕児です。
冬季オリンピックが終わりましたね。
たくさんの感動をありがとうございました。
特に印象に残ったインタビューの言葉を紹介します。
スキー・ノルディック複合の団体スプリントで、
今季限りで引退を表明している渡部暁斗選手
「季節外れの桜を咲かすことはできなかったんですけど、
最後の花びらの一枚が散っていくまで
皆さんに見ていただけたと思いますし、
最後に道半ばで散っていった桜が、
この先を行く若い選手たちの道しるべみたいなものになってくれたら
本望です」
私もそうなりたいと思いました(涙)。
今週も、誰の花を咲かせていきましょう。
今週の物語に相応しい名言を探しました。
何かを変えるためには、
まずそれを受容しなくてはならない。
-C・G・ユング-
思い通りにならない現実に
目を背けずに立ち止まる
受け入れたくない「今」を
受け止めたとき
次の一歩を選べる
そんな思いと自戒を込めてお伝えします。
災害(トラブル)を防ぐ、感情的にならないリーダーの習慣!?
~自分の頭の中を実況中継する~
現場リーダーとして
「今、どうなっているか」を見ることが大事。
頭では分かっているのに、
つい「こうあるべきだ」と思ってしまう――。
きっと、多くの人に心当たりがあるのではないでしょうか。
でも、これはとても自然なことです。
大切なのは、
「こうあるべき」と思っている自分に気づけるかどうか。
そこに気づけた瞬間から、
私たちは少しずつ、
感情に振り回されない選択ができるようになります。
今回は、
悩める加藤職長と吉田部長の対話を通して、
「感情的にならず、現実を見るためのコツ」を一緒に考えてみましょう。
■「こうあるべき」から抜け出せない…
加藤職長
吉田部長、前回、
「こうあるべき」じゃなくて
「今、どうなっているか」を見ることが大事だ、
と教えてもらいましたよね。
頭では分かっているんですが……
どうしても「こうあるべき」と思ってしまうんです。
これって、リーダー失格でしょうか。
吉田部長
そうか。壁にぶつかったね。
でもね、それは加藤職長が成長している証拠だよ。
多くの人は、無意識のうちに「こうあるべきだ」と思っている。
だから、そうなっていない現場を見ると、イライラする。
そのイライラが、作業員を焦らせて、
結果的に災害やトラブルにつながることも多いんだ。
でも、加藤職長は、
「自分は“こうあるべき”と思っているな」と気づけた。
これは、とても大きな一歩だよ。
モヤモヤはするかもしれないけど、
見える世界、少し変わってきていないかな?
加藤職長
確かに……モヤモヤはしますけど、
前みたいにイライラすることは減りました。
作業員の行動だけじゃなくて、
「どんな気持ちでやっているのかな」って、
そこにも目が向くようになった気がします。
吉田部長
それはいい変化だね。
リーダーのイライラが減れば、
災害の原因の一つである「現場の焦り」も減っていく。
■ 自分の頭の中を「実況中継」する
加藤職長
じゃあ、「こうあるべきだ」と思っている自分に、
気づければいいんですね。
吉田部長
その通り。
気づいた瞬間、人は少し冷静に戻れる。
だから、「今、どうなっているか」に意識を向け直せるんだ。
加藤職長
なるほど……。
なんだか、自分の頭の中を実況中継しているみたいですね。
吉田部長
いい表現だね。まさにそれだよ。
「いま自分は、“こうあるべき”って思っているな」
「ちょっとイライラしているな」
そんなふうに、自分の状態を言葉にして眺める。
それができるようになると、
現実をそのまま見て、受け止められるようになる。
だから、的確な判断や指示も出しやすくなるんだ。
加藤職長
実況中継なら、なんだかできそうな気がします。
ちょっと面白いですね(笑)。
すぐには難しそうですが、やってみます。
吉田部長
完璧じゃなくていい。
大事なのは、意識して続けることだよ。
やがて、それは無意識にできるようになって、
習慣になっていく。
そんな加藤職長なら、
きっとみんなも「ついていきたい」と思うはずだ。
加藤職長
それは嬉しいですね。
そうなれるように、やってみます。
■ 今回の問い
「あなたは、頭の中でどんなことを考えていますか?」
「こうあるべき」でしょうか。
それとも、「今、どうなっているか」でしょうか。
次回もお楽しみに。
