こんにちは。
人と組織を咲かせる人財育成コーチ
吉田裕児です。
雨の日が続くと、
心も湿りがちになりますが、
そんな時こそ少し立ち止まり、
職場の様子を少し
見つめ直す時間も大切かもしれません。
さて、今週は誰の花を咲かせますか。
◆「ちゃんとできない」は部下の問題なのか?
「何度言っても、部下が思ったように動かない…」
そんな経験はないでしょうか。
・指示したことしかしない
・自分で考えようとしない
・責任感が感じられない
・手を抜いているように見える
すると上司は、
「あいつは使えない」
「やる気がない」
と思ってしまいます。
しかし、
その原因は“部下の能力”ではなく、
“仕事の渡し方”にあることがあります。
実は、
育て上手な上司ほど、
「作業」を渡すのではなく、
「目的」を渡しています。
すると、
部下の中に
責任感・判断力・提案力が育ち始めるのです。
今日は、
そんな「仕事の任せ方」について、
情熱課長と吉田部長の対話から考えてみましょう。
◆人は「作業」では力を発揮できない
情熱課長
吉田部長…。
最近、若手に仕事を任せても、
言われたことしかやらないんです。
吉田部長
例えば、どんなふうに任せているんだい?
情熱課長
「この書類つくっておいて」
「これ報告しておいて」
みたいに、必要な作業をお願いしています。
吉田部長
なるほど。
それだと、“作業”だけを渡している状態かもしれないな。
情熱課長
えっ?仕事をお願いしているつもりでした。
◆「誰のため」が見えると仕事の質が変わる
吉田部長
例えば建設現場で、
職人さんに
「ここ掃除しておいて」だけ伝えたら、
どうなると思う?
情熱課長
そうですね…。
最低限やればいいと思うかもしれません。
吉田部長
そうなんだ。
なぜなら、“何のための掃除か”
が見えていないからだよ。
情熱課長
確かに…。
吉田部長
でも、
「明日、内装屋さんが入るから、
気持ちよく作業できるように掃除しておいて」
と伝えたらどうだろう。
情熱課長
あっ…。
意味が変わりますね。
◆目的を渡すと、部下は考え始める
吉田部長
そう。
人は、「誰かの役に立つ」
と思えた瞬間に、仕事への向き合い方が変わるんだ。
情熱課長
たしかに、
“掃除する”ではなく、
“次の工程を気持ちよく迎えるため”
になりますね。
吉田部長
すると、
「材料も片付けた方がいいな」
「細かいゴミも取っておこう」
と、自分で考え始める。
情熱課長
なるほど…。
目的を持つと、仕事の質まで変わるんですね。
吉田部長
その通り。
さらに、
「どこまでやればいいですか?」
と確認したり、
「掃除機を使った方が良さそうです」
と提案まで出てくることもある。
情熱課長
確かに…。
それって、責任感とか判断力ですよね。
吉田部長
そうなんだ。
育て上手な上司は、
“考える余白”
を部下に渡しているんだよ。
情熱課長
私は、“早くやってほしい”
ばかり考えていたかもしれません(汗)。
◆育て上手な上司が見ているもの
吉田部長
忙しいと、
つい“作業指示”になりやすいからね。
でも、
目的を共有すると、
部下は“やらされる人”ではなく、
“一緒につくる人”に変わっていくんだ。
情熱課長
“一緒につくる人”…。
吉田部長
育て上手な上司は、
部下を自分の駒として見ていない。
プロジェクトや組織を、
一緒につくりあげる仲間として見ているんだよ。
情熱課長
なるほど…。
だから、
主体性が育つんですね。
吉田部長
そうだね。
仕事を任せるとは、
“作業”を渡すことではない。
“目的”を渡すことなんだ。
◆今回の問い
あなたは、
部下にどんな“仕事の任せ方”をしているでしょうか。
「作業」を渡していますか?
それとも、
「何のため、誰のため」という目的まで渡しているでしょうか。
次回も、お楽しみに。
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