前回からの続きになります。少し振り返りをしてみましょう。
「何度説明しても、なかなか行動に移さない社員がいて困っています。
どうしたらやる気になってくれるでしょうか」
という相談でした。
◆振り返り(人の心の三大欲求)
その解決方法として、
1.つながりたい(関係性)
2.役に立ちたい(有能感)
3.自分で決めたい(自発性)
を満たしていくと部下はやる気になっていくということでした。
はじめにすることは、上司と部下の間に心のつながりが生まれるように
「そうか、わからないのか」
「そうか、行動に移せないのか。辛いな」
と部下の言っていることや状態をそのまま受け止める認知的共感をすることでした。
『つながりたい』を満たされた部下はやる気の状態になるので
集中力と記憶力が高まり上司の説明も頭に入りやすくなります。
さらに、同僚などとコラボ作業にすると
仲間とのつながりや教え合うつながりができ
さらにやる気が高まっていくということでした。
◆できる感とできた感(有能感)
今回は『役に立ちたい(有能感)』を満たすために何をするかお伝えします。
では、どのようにするのか。
本人が、「これはできる!そして、できた」と思えるように仕事を任せます。
多くの上司は、このぐらいできるだろうと
例えば「この書類つくっておいて」とざっくり任せる傾向にあります。
さらに「わからないことがあれば聞いてくれれば良いよ!」
と親切にしているつもりになっています。
しかし、この任せ方だと、部下は無能だと思われたくない
上司の面倒くさそうな顔を見たくないと思って黙っている場合が多いでしょう。
これでは部下は一歩踏み出せません。
◆仕事を細かく分解して説明する
そこで、書類作成というビッグゴールから
作成の目的や手順など細かく分解したスモールゴールも説明しましょう。
例えば、
1. 書類の作成する目的。どのようにそれが使われるのか
2. 参考にできる過去の資料
3. それらの資料を用いたたたき台
4. 調べたりする情報源、困ったときに訊ける人
5. 途中段階の報告の予定。最終提出日
6. 課題。どんなことを期待されているのか
この6つをしっかり部下に伝えて
本人ができそうだと思いえるように説明してあげてください。
部下もこの段階になれば、わからない箇所もわかってきます。
だから、質問もできます。
その上で1~6をどんなスケジュールで進めるのか確認してください。
ここは部下に考えてもらいましょう。
おかしいところがあれば「ここは、こうした方がいいと思う」
とアドバイスしてあげてください。
6の課題は「これはできなくて大丈夫だけど、
やってくれると嬉しい」と期待を明確にしましょう。
部下はがんばる気持ちになってきます。
5の報告は、毎日の仕事の終わり15分前というように
報告するタイミングをしっかり決めてあげましょう。
報告の際は、できているところは、
必ず「できているね!」と認めてあげてください。
部下は、「できた感」を持つことできます。
その状態で、できていないところを
「ここはどうしようか?」と問いかけすることで
前向きに考えることができます。
◆細分化することで、自分で決めることができている
書類を作成してくプロセスの中で、上司がすべて決めているようですが、
時間の使い方も報告することも部下が決めているので
「自分で決めたい感と決めた感」も持てるようになります。
心の三大欲求がすべて満たされいる状態になるのです。
だから意欲的になって部下は書類を作成して提出期限までに作成するでしょう。
また、提出期限を木曜日に設定しておけば、
不備があったとしても金曜日の午前中に手直しができます。
安心して休日を休むことできます。
だから月曜日も出社したくなります。
◆今回の質問
【なかなか行動に移さない部下に、どんな仕事の任せた方をしますか?】
次回に続けます!お楽しみ!
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