前回に続き「できます」と言ったのに
結局「できませんでした」と言ってくる
社員への対応術の後編をお伝えします。

 

ちょっと振り返ってみると
社員との関わり合いでチェックして欲しいことは
4つの視点を持つことでしたね。

◆4つの視点(関わり方)


(1)社員との良好な関係性が築けているか
(2)仕事の任せ方は明確になっているか
(3)進捗確認をしているか
(4)労いと感動を伝えているか

まずは社員が「この上司と話をしてもいい」
と思える関係性を築くことが重要です。

 

できない社員というレッテルを剥がし
伸びしろのある社員という意識にシフトして
関わってあげましょう。

 

二つ目は仕事を任せる際に
この3つを明確にして共有することでしたね。

 

1)目的とゴール
2)条件とリソース(使えるもの)
3)課題(期待)の言語化

 

前編はこちらをご覧ください。

 

 

◆任せた通りには進まないもの

 

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今回は三つ目、進捗確認です。

任せたからといって、社員がその通り
進められるとは限りません。


むしろ上手くいかない場合が多いはずです。

社員もいろいろ相談したい時もあるのに


「できます」と言った以上、
上司に相談するのを遠慮してしまいます。

 

いつの間にか相談できず仕事の期限がきて
「できませんでした」と言ってくる。

 

上司のあなたは、
「なんで、もっと早く相談に来なかったんだ!」と
怒ってしまいます。

◆声掛けしていますか?

 

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こうならないように進捗確認をしてください。
毎日、社員の様子を観察しながら

 

「どう調子は?
 困ったことはない?
 協力できることはないかな?」

 

と声掛けをしてあげましょう。
上司は『任せたのだから一人でやるべきでしょ』

 

という気持ちになりがちですが
ここが社員を育てる重要なポイントです。

 

声掛けをして、上手くいっていれば
「いいね!その調子」と褒めてあげる
社員の仕事が加速します。

◆一緒に考える

 

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一方、上手くいっていないときは、
「遅れているところは?
わからならいところは?」
(詰問にならないよう優しく)


と質問をしてあげると頭の中が整理できます。

 

「ここは、こうするといいよ。
 これは〇〇さんに聞けばわかるよ」

というように仕事が進められるようにアドバイスしてあげましょう。

 

声掛けしながら一緒に考えることは
『上司は私のことを気に掛けてくれているな』と
社員は感じるので良好な関係性も生まれてきます。

◆労いや感動を伝えていますか?

 

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社員が仕事をやっと終えたとき、
どんな対応をしているでしょうか。

 

上司にとって当たり前の仕事でも
部下には大きな一歩かもしれません。

 

その一歩を踏み出したことを称賛してあげると


社員は嬉しくなり再びチャレンジしたくなります。

 

「おつかれさま!がんばったね
 お客様も喜んでいたよ
 私も嬉しい、助かったよ」

 

労いや感謝の言葉を伝えてあげましょう。

さらにこんな風に対話を続けてください。

 

「今回の仕事すごいね!
 どんなことを意識してやったの?
 どんな工夫をしたの?
 教えてくれる?」

 

と感動を伝えてどんな風にやったのか
聞いてあげると社員は無意識でやってきたことを
言語化することができます。

 

だから再現性が生まれ次に活かすことができるのです。
社員も自分でやってきたことが意識化でき
自分が成長していることを実感できます。

 

できない社員と決めつけることは簡単ですが
できない社員を量産してしまうことになります。

◆伸びしろのある社員と意識する

 

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『できない社員』ではなく
『伸びしろのある社員』と意識をシフトして

 

(1)社員との良好な関係性が築けているか
(2)仕事の任せ方は明確になっているか
(3)進捗確認をしているか
(4)労いと感動を伝えているか

 

この4つの視点で社員に関われば、
できる社員に変わっていきます。

◆今回の質問

【できる社員に育てるために、どんな関わり方が必要ですか?】

 

次回に続けます!お楽しみ!

 

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