◆1on1の目的を思い出す!

 

 


社員と用事とは関係なく定期的に行う
1on1をやってみていかがだったでしょうか。

 

1on1の大事なポイントを振り返ってみましょう。
一番大切なことは、目的を忘れないことです。

 

会社(社長)とつながりを感じ
自分が役に立っている自己有能感や
自分が成長している自己成長感(自律性)を

 

社員が持てることが1on1の目的でしたね。
これは人の心の三大欲求を満たすことでもあります。

 

くれぐれも、社長の話したい指示や注意などではなく
社員の困っていることや要望などを聞く時間にしてください。

◆1on1の最初は自己紹介し合う

 

 


できれば、最初の1on1はお互いの自己紹介をし合い
お互いを知り合う時間にすると1on1がスムーズに進みます。

 

好きな食べ物や趣味、家族のことから始まって
子供の頃や学生時代など紹介し合いましょう。

 

もちろん、社長のあなたから話せば社員も話しやすくなります。
話せる範囲で大丈夫です。

 

すると、社員は社長にもこんなところがあったのかと
親近感を覚えます。


社長のあなたも、同じ気持ちになっていきます。

心と心がだんだんとつながっていく感覚になります。

◆変化する普段のコミュニケーション

 

 


この状態になれば、普段のコミュニケーションも変わってきます。


ただの挨拶だったものが、
社員に関心を持って笑顔で挨拶できるようになります。

 

挨拶の後に趣味の話や家族の話もできるようになり
お互いに話しやすい雰囲気を感じることができます。

 

だから、社長も仕事に関しても
「どう?困ったことはない?」
と声掛けできるようになります。

 

社員も素直に答えることができます。
さらには話しやすくなっているので
ミスやトラブルも報告できます。

 

大きなトラブルになることを回避することができるのです。

◆成長を促す経験学習サイクルを回す

 

 


ここまでくれば、1on1の次の段階に進みましょう。
社員を成長に導く1on1で経験学習サイクルを回すのです。

 

どのように進めるかというと
「この1ヵ月(2週間)どんなことがあったかな?
 うまくいったと思えることは何かな?
 うまくいかなかったと思えることは何かな?」

 

と社員が自分の経験を振り返りができるようにしてあげましょう。

ここでも忘れてないで欲しいことが
受け止めるという共感と伝え返しです。


「そうかそうか、そんなことがあったのか…
〇〇だったんだね」と。

 

正解を出したり自分の聞きたい質問をしたりすると
社員は自分で考えなくなる
思考停止の状態になってしまいます。

 

社員の話を受け止め伝え返した上で
「うまくいったことは、
 どんな意識や工夫をしたのかな?」

 

と意識や工夫を一緒に言語化してみましょう。
言語化することで再現性が生まれます。


無意識でやっていたことも意識化できます。

すると、次の行動を意識的に行うことができ
社員が成長を感じる瞬間です。

 

 

 

一方、うまくいかなかったことについては、
「どんなことが難しかったかな?
 何ができれば良かったかな?」

 

と質問して、次はどんな行動すれば良いのか
どこに問題があったのか一緒に考えてみましょう。

 

ここでも社員が考え決断していくことを見守って
社員の自律性を尊重してあげてください。

 

もし危ないところがあれば、
「私は、こう思うけど、どう思う?」
と最終判断は社員ができるようにアドバイスしてみましょう。

 

そして最後に「応援しているよ!」と
社員の背中を押してあげてください。

 

 

 

このように経験学習サイクルを回す1on1を行えば
社員は成長しこの会社で働き続けたいと思うようになります!

◆今回の質問

【社員は、どんな意識で仕事をしていますか?】

次回に続けます!お楽しみ!

 

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