◆叱られることは怖いこと!?
多くの人が叱られることが怖いことだと思っています。
ただ、怖いのは怒られること。
相手(上司)が感情的になってしまうことです。
今回は、そうならないための方法をお伝えします。
上手な叱られ方は、その場を上手に交わすことではなく
叱られたことを自分が成長できるチャンスと捉えることです。
そのために大切なことは、
自分が、どんなことができるようになりたいのか
上司は、どんなことができるようになって欲しいのか
上司と自分への期待を共有することです。
その期待を共有した上で、その期待を実現していくために
上手くいっていないときは、
「ちょっとズレているよ!」と叱ってもらうことが重要です。
一人で森の中をさまようことのないように
「そっちは違うよ!」と上司に叱ってもらいましょう。
◆なぜ、上司は感情的になってしまうのか?
ただ、そうは言われても叱られるのは怖いのが事実。
特に、相手(上司)が感情的になってしまったときは
仕事の内容ではなく人格否定になってしまいます。
「何をやっているんだ!何回言ったらわかるんだ!」
※上司の方はパワハラ的な発言になるので要注意です。
上司は、口に出さなくても心の中でそう思ってしまうこともあります。
なぜ、感情的になってしまうのか、
それは、上司自身が考えている期待と
実感があまりにも違ってしまうからです。
期待=実感なら、
上司は満足して、「いいね!」と褒めてくれるでしょう。
ところが、期待>実感だと
上司は失望して怒りが湧いてきます。
◆期待以上になるために
期待>実感にならないために、
前回お伝えした事前の相談と小まめな報告が必要です。
毎日の仕事の進み具合や困っていることを
「こんな感じで進んでいます。いかがでしょうか。」
と終業時間の30分ぐらい前に
5分間、仕事の進捗を報告するだけです。
いきなり上司に報告すると
上司も忙しいので対応できません。
予め報告することを伝えておきましょう。
だから、思った通りできていなくても修正が効くので
アドバイスをしてくれるでしょう。
毎日の報告で、期待と実感を
上司の想定内に収めることができます。
修正が効く範囲(想定内)であることが重要です。
想定外になると、期待>実感になり
上司は感情的になってしまうのです。
あなたが上司なら同じような気持ちになりませんか。
◆ミスした時に大切なこと!?
たとえ、ミスしたときや問題にぶつかったときでも
手遅れにならないように報告すれば、
上司はリカバリーできます。
上司自身も上司の仕事が出来た満足感を持つことができます。
報告すれば、あなたの責任ではなく上司の責任に変わります。
それだけ、上司は責任ある立場ということを理解しておいてください。
一方、部下のあなたにとって大事なことは
担当者として、ミスや問題に自分なりに向き合うことです。
自分のできることはやり、できないことは
周りや上司に協力を得られるように頼むことです。
勇気を出して頼んできたあなたを誰も責めたりはしません。
むしろ、勇気を出して報告してくれたことを
期待<実感として捉え
感動してくれるようになります。
逆にミスや問題を一人で抱え込んでいると
チームにとって甚大な損害を与えることになり
上司としても部下を庇うことができません。
自ら相談や報告することで
チームの目標も達成することができます。
周りや上司と良好な人間関係も築くことができます。
さらに自分ができなかったことができるようになる
自分の成長を感じることができるのです。
自らの成長のために叱られることが
怖くなくなっていきます。
◆今回の質問
【叱られるのは怖いですか?】
次回に続けます!お楽しみ!
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