◆何度も同じミスを繰り返す部下

 

画像
 


何回も同じことで叱っていると
だんだんと叱り方がきつくなってしまいます。
そんな時、どうすればよいのでしょうか?

 

読者のみなさんなら、どうされますか。

 

何回も叱っていれば感情的になってしまうのは当然のことです。
ただ、感情的になってしまうと
部下を攻撃することだけを考えてしまうので
適切な対応ができなくなってしまいます。

 

ここでは、前回お伝えした自分の感情に気づいて
本来の自分に戻るようにしてください。
前回記事『感情的にならずにリーダーらしく振舞える方法?』

 

 

本来の自分に戻った上で
『何が本人にそうさせているのかな?
 本人の中で何が起きているのかな?』
と考えてみましょう。

 

2つのことが考えられます。
一つ目が、言われていることがわからない。難しい。
二つ目が、言われていることを理解したくない。やる気にならない。

◆わからないことはできない!

 

画像
 


一つ目は、上司には簡単にできることでも
部下にとってはわからないことだったり難しいこと
だったりします。

 

例えば、小さな子供にペットボトルの飲み物を飲みなさいと言っても、
どうやって飲めば良いのかわかりません。

 

キャップの外し方、口のつけ方、ボトルの傾け方など
一つ一つ丁寧に教えてあげないとペットボトルの中身を飲むことはできません。

 

部下も同じようなことが起きていないでしょうか。
もしそうであれば、やることをわかるまで丁寧に教えてあげましょう。

 

そして少しでもできるようになったら「できたね!」と気づいてあげると
嬉しくなって、もっとやりたくなります。

 

忙しいと思いますが、
教えてあげることに時間とエネルギーを使えば、
叱ることに使う時間とエネルギーが少なくなっていきます。

◆部下との関係性は?

 

画像
 


二つ目の言われていることを理解したくないやる気にならない場合は、
部下との関係性に原因があるかもしれません。

 

この上司と一緒に仕事はやりたくない
と部下が思っていないでしょうか。


もし、そうだとすれば、普段のコミュニケーションを見直してみましょう。

『あなたに関心を持っています』というマインドを持って
「おはよう。こんにちは!」と挨拶をする。

 

当たり前のことでも「おつかれさま」とねぎらいの言葉を掛けるなど
部下が『この人と話をしてもいいな』と思えるようになることが大切です。

 

1on1ミーティング(一対一の対話)などでお互いを知り合う機会をつくると
さらに関係性が深まっていきます。

 

人は関心を持ってくれる人に関心を持ちます。
だから、関心を持ってくれる上司の話に関心を持つようになります。

◆目的や意義を伝える

 

画像
 

 

さらに仕事の目的、何のためにやるのか。
やることの意義、どんな意味があるのか。

を伝えてあげると、


仕事をすることで自分が役に立つことがわかり
モチベーションが上がっていきます。

 

ただ、今回お伝えしたことはあくまでも仮説なので
部下を主体にした対話を通じで本人の考えを聞いて修正していくことも必要です。

 

『わからない、気に掛けてもらえていない』という
部下の不安を取り除き安心状態にしてあげれば、
本人も自ら考え行動するようになります。

◆今回の質問


【部下が立ち止まっているのは、本人の中に何が起きているのでしょうか?】

次回に続けます!お楽しみ!

 

画像