現場のリーダーからこんな声が聞こえてきます。
 
『働き方改革により残業させられない。
パワハラ防止により強く指示することはできない。
若手が会社のため出世のためという意識から
安定志向や自らの成長という意識に変化している。』
 
今のリーダーは本当に大変だと思います。
このような壁の中で今回は部下の無駄な時間をなくすヒントをお伝えしていきます。
 
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■生産性向上の前に!

 

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吉田部長
情熱所長、最近は働き方改革で
部下に残業させるなと言われているけれど
どんな工夫をしているかな?


情熱所長
よく聞いてくれました。
実際、残業するな!とか時間内に終わらせろ!
と言っているだけで効果が上がりません。
 
吉田部長
そうか大分困っているようだね。
会社からは生産性をあげるために
デジタル化やアウトソーシング化を薦めてくるけど
それだけでは対応できないようだね。
 
情熱所長
そうなんです。
もっと、部下が時間を有効に使える手立てはないでしょうか?
 

■部下にとって無駄な時間とは?

 

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吉田部長
時間の使い方の前に、部下にとって無駄な時間はないか考えてみよう!
 
情熱所長
そうですね。部下にとって無駄な時間がなくなれば
時間の有効利用になりますね!
 
吉田部長
例えば、やり方がわからなくて部下が悩んでいる時間は
一日にどのぐらいあると思う?
 
情熱所長
そう言われてみると、部下が悩んでいる時間がありそうですね。
一日30分ぐらいあるでしょうか。

 
吉田部長
他にはどうかな、ミスはして欲しくないが
ミスをしてしまう時間とそれを手直しする時間がどのぐらいあると思う?
 
情熱所長
そうか、そんな時間もあるのか。
手直しを入れると一日に1時間ぐらいになってしまうかもしれませんね
 
吉田部長
他にも誰にも言えずに不安になっている時間が30分あったら
何も成果をあげられない時間が一日合計2時間あるわけになる。
 
月に換算したら40時間(2h×5日×4週)だ。
 

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情熱所長
えっ、そんなにあるんですか(汗)。
その時間がなくなれば残業時間も大分減りますね。
 

■なぜ、無駄な時間が生まれるのか?

 
吉田部長
そうだね。
ところで、なぜ無駄な時間が生まれると思う?


情熱所長
やっぱり、部下が上司に気軽に相談できなかったり
上司がイライラしていて怖かったりすることですかね。
 

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吉田部長
だから、部下が安心して上司に相談できたり
自ら進んでチャレンジできる職場の雰囲気があればいい!
 
情熱所長
なるほど、ではそのために上司は何をすれば良いでしょうか。
 

■普段から対話できる関係性をつくる

 
吉田部長
普段から対話できる関係性をつくる必要があるね。
でも、そんな難しいことではなく
普段のコミュニケーションを大事にすればいいだけだ。
 

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情熱所長
普段のコミュニケーションか
できているつもりですが具体的にはどうすればいいですか?
 

■信頼関係を築く1on1ミーティング

 
吉田部長
今回は、その一つの方法として部下との対話の方法を紹介しよう!
週に一度20~30分ぐらい部下の話を聞く時間を設けて欲しい。
これを1on1ミーティングというんだ。
 
普段は、上司からの指示命令ばかりになっていると思うので
この時間だけは部下の話したいことを話してもらう
 
悩みや不安があれば、それを聞いてどうなれば嬉しいか
一緒に考えて解決していくといいな!
 

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情熱所長
そんな時間は今まで設けていませんでした。
 
吉田部長
まずは週に一度の1on1ミーティングをはじめてみれば
お互いに話しやすい関係になれるから
 
部下も相談しやすくなり悩んでいる時間が減るだろうし
上司も進捗管理がやりやすくなるのでミスも減るんじゃないかな。

 
情熱所長
そうですね。
週に一度の1on1ミーティングをはじめれば
心の壁みたいなものが取れていくように思います。

やってみてわからないことがあったらまた教えてください!
 

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■今回の質問

【部下の無駄な時間は、何が原因で生まれるのでしょうか?】
 
次回に続けます!お楽しみ!

 

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