今回は、自戒を込めて多くの上司が『正論を言えば部下は動く』という勘違に陥らないためのマネジメントについてて、吉田部長と情熱課長との対話からお伝えします。

 

では、今回のはじまりです!

 

|正論を言えば動くという上司の勘違!?

 

吉田部長

「情熱所長、2022年がはじまったね!」

 

情熱所長

『そうですね、はじまりましたね!』

 

「昨年を振り返ると色々なことが思い出させられるねー。

今日は、昔の失敗談を話してもいいかね」

 

『え、吉田部長にも失敗談があるんですか!』

 

「もちろんあるとも、昔は情熱所長のように情熱の塊だったんだ」

 

『ということは、今私がそれをやっているかもしれませんね』(笑)

 

「そうかもしれないね。

昔の私は自分が正しいことを言っているんだから、部下や同僚が、その通りに動くのが当たり前だと思っていたんだ」

 

『そうですよね。正しいことをその通りにやるのが当然だと思います』

 

「情熱所長、ところがだ。それじゃ、部下は動かないんだ」

 

『え、どうしてでしょう?』

 

|正論だけでは動かない2つの理由

 

 

「その理由は、2つある。何だかわかるかね?」

 

『う~ん、難しそうですね』(汗)

 

「1つ目は、正しいことを言っても相手が何をすればいいのか理解できていないとき、2つ目が、言われていることは正しいけど、心の中で反発しているときなんだ。両方のときもあるかな」

 

『そういえば、正しいことを言われても理解できないときや、正しいことを言われても、ムカッとするときが私にもありました』

 

「あるだろう、この理由がわからないままでいると、いつもイライラした上司のままなんだ」

 

『そうですよね、じゃ、どうすればいいんでしょうか?』

 

「まず、1つ目の理由の正しいことを言っても相手が理解していないときは、具体的に相手が動ける動作を教えてあげなくてはいけないね」

 

『具体的に教えるんですか。ちょっと大変そうですね』

 

「でも、これをやらないと部下は仕事を覚えないままだし、昔の私のように仕事を抱え込み、ずっとイライラした上司のままになってしまう」

 

『うーん、そうなんですか!』

 

|部下は理解しないと動けない

 

 

「そう、理解できない部下はペットボトルの飲み物が飲みたくても、どうやって飲んでいいのかわからない幼い子供のようなものだ」

 

『そうか、やり方がわからないと、飲みたくても飲めませんね』

 

「そうだろう、だからペットボトルの飲み物の飲み方を教えるように、まずは、仕事のやり方を教えないといけないんだ!

 

例えば、右利きの人であれば、左手でペットボトルを持って右手でこのキャップを右にまわしてという具合に一つ一つの動作を教えてあげる必要があるんだ」

 

『面倒くさがらずに、一度は丁寧に教えてあげる必要があるんですね!』

 

「これは私の苦い経験だが、情熱所長にはそうなって欲しくないと思ってね!」

 

|部下は【正論で動く】ではなく【理解してから動く】

 

 

『そうですね!ありがとうございます

部下は【正論で動く】ではなく【理解してから動く】ですね!』

 

「次回は、2つ目の理由について話をしよう!」

 

では、今回の質問です。

 

「部下が理解できていないことは、どんなことですか?」

 

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

 

部下を動かす秘訣が満載です。