5つ目、言葉と心のキャッチボールをする
オンラインの会話で、どちらが今先に話せばいいのかわからなくなったことはないでしょうか。
オンラインの会話は、どちらが今話せばいいのかわかることが重要です。
だから、まず上司が質問を投げかけて部下が答える順番を作ってみましょう。
上司が話をしてばかりでは、部下は話をすることができません。
部下が話しやすいように
「○○さん、そうだと思わない?」の質問言葉や、「そうだよねー」というような共感言葉を使ってみましょう。
他にも「話していいよ!話してみて!」と手を使ったジェスチャーで、話すタイミングを伝えます。
話している途中でも「聞いているよ!え、そうなんだ!」と頷きながら、共感や驚きなどをジェスチャーで表現します。
オンラインでも、質問言葉や共感言葉、そしてジェスチャーを使って部下が話しやすいようにして部下の音声が途切れないようにしてあげましょう。
これは、部下と「言葉と心のキャッチボールをする」イメージです。
この「言葉と心のキャッチボールをする」ことは、オンラインだけでなく直接あったときも大切なことなので忘れないでください。
部下の笑顔が100倍になります。
拙著「部下が変わる本当の叱り方」(明日香出版社)の第4章の自動切り替えスイッチ「名前をよぶスイッチ」「そうだと思わない?スイッチ」「失敗しちゃったのかスイッチ」「爽やか笑顔スイッチ」「目線ロックオン」をポチっと押せば部下は笑顔になります。
一方、『松岡修造スイッチ』で紹介しましたが、オンライン上でも部下の沈黙を恐れないでください。
沈黙は部下が考えている時間です。部下が発言しようとするまで待ってください。
もし、これは長いなと感じたときは、「〇〇さん、どう?」と優しく問い掛けます。
ミーティングの際は、オンラインでは全員の顔が見ていますので、何かいいたげの表情や手の上がりそうなしぐさを察知して「〇〇さん、どうですか?」と指名してあげることも必要です。
ここでは、上司は沈黙を恐れず、部下に考えさせタイミングを見て発表させることが重要なのです。