部下をその気にさせる怒り方、叱り方(その2)

 

「情熱所長、この前部下の叱り方について悩んでいたようだけど、

その後どう?」

 

(ええ、吉田マイスターが言われるように

部下の言い分を聞いているつもりなんですが、

 “ハイわかりました”と軽く受け流したり、

黙り込んだり、本人が納得していないように思えるんです。

だからこっちも段々とヒートアップしてしまい感情を出してしまう時があるんです)

 

「そうなんだ、じゃ、あもう一度叱ること、

褒めることについて考えてみようか?」

 

(え、叱ること、褒めることの意味ですか?)

 

「なぜ我々は叱ったり褒めたりするのか、

それは簡単に言えばやめて欲しいことは叱る、

繰り返して欲しい事は褒めるということなんだ!」

 

(そうか、なんとなくわかります!)

 

「何で叱られているのか本人が分からなければ、

目の前にいる上司の感情だけをかわそうとするだけで、

部下自信への振り返りもなく、

とるべき行動へ導くことはできないんじゃないかな?」

 

(そうだと思います!)

 

「だから現場の目指すものに向かって

部下たちに相応しい行動(仕事)をしてもらいたいから、

それと違っていれば叱る、それに合っていれば褒めて伸ばす

 “叱る、褒める”は我々が目指すゴールに向かうことなんだよ!」 

 

(そうなんですか、

当たり前のようですが何か初めて聞くような感じです!)

 

「だから、まず情熱所長は自分たちの目指すゴールを

全員に知らせなければいけないよ!

うちの現場は自立した規律のある働きやすい安全な現場を目指す!と

だから“我々はこうなんだ!

〇〇君もここまでやってくるよ!”

という感じでね!」

 

「部下も納得して取り掛かれば、

もしその通りにやっていなければ叱っても

納得するし、それは叱ると言うより”こうなってるよ!

これでいいのか?”と言うフィードバック(指摘)にもなるね!」

 

(叱るのではなくフィードバックですか、

カッコイイですね!)

 

「そして、ちょっとでもゴールに近づけば、

できていることは”いいね!”のサインを送ってあげれば

本人のやる気も加速するし、いつの間にか叱ることが

本人とっての支援に変わるんだ!」

 

(へえ、叱ることが部下への支援になっちゃうんですか?)

 

「そう、叱られることは自分の成長のためになると納得しているからね!」

 (そうなんですね!)

 

「でも、そうはいっても感情的になってしまう時もある。

部下の教育はそんな簡単ではないと思う。

私も自分の言っている通りにできているわけではないけれど

正しいやり方が分かっていれば間違ったやり方をしてしまった時に、

これは違うなと気づくことができればいいんじゃないか!」

 

(完璧じゃなくてもいいでんですね!)

 

「そう、それはいつも言っているようにやろうとする努力、姿勢が大切なんだよ!」

 

(わかりました、やってみます!)

 

今回の質問は、

 

『 あなたは事前に部下と共有するゴールを決めて叱っていますか。 』

 

次回に続けます。お楽しみに!(^o^)v~