こんにちは。
人と組織を咲かせる人財育成コーチ
吉田裕児です。

 

三月になりましたね。
季節は、春。
あの寒い冬があったからこそ
春の暖かさを愛おしく感じることができる。
自然の営みに感謝ですね。

 

桜の花も、もうすぐ。
今週は、誰の花を咲かせていきましょう。

 

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近くの河津桜が満開です。ピンクがきれい

 

今回の記事に相応しい言葉を探してみました。

 

人は理解されたときに、
はじめて変わることができる。

 

 -カール・ロジャーズ-

 

できない姿の奥に
挑戦している心がある
それを責めるのではなく
温かく見守ったとき
人は一歩、前に進む

 

そんな思いで書きました。

 

災害(トラブル)を防ぐリーダーの習慣!?
~上司の挑戦と部下の挑戦、どっちが大変?~

 

上司になると、
こんなことを思ってしまうことはありませんか。

「どうして、こんな簡単なことができないんだろう」

私も、そう思っていました。

 

そして、つい――
「なんでこんなこともできないんだ」と
イライラしたり、叱責したり。

 

でも、その結果どうなるか。

部下はやる気を失うか、
自分を責めてしまうか。

 

どちらにしても、
パフォーマンスは下がり、
トラブルの芽は増えていきます。

では、どうすればいいのでしょうか。

 

今回も、
悩める加藤職長と、失敗経験の豊富な吉田部長の対話から
ヒントを探っていきます。

■「なんでできないんだ」と思ってしまう

 

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加藤職長
聞いてくださいよ、吉田部長。
新人作業員に仮設足場の組み立てを教えているんですが、
なかなか覚えが悪くて。


何度も同じことを教えなきゃいけないんです。
どうしたらいいでしょうか?

 

吉田部長
そうか。それは大変だね。
でもね、そのセリフ……どこかで聞いた気がするよ。
昔、私が加藤職長に言っていた言葉だ(笑)。

 

加藤職長
え? 私に、ですか?
……覚えていません(汗)。

 

吉田部長
やっぱりね。
人は仕事ができるようになると、
“自分もかつては新人だった”ことを忘れてしまうんだ。

どんな仕事も、最初は挑戦だったはずなのにね。

■ 上司の挑戦と、部下の挑戦

 

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吉田部長
ところで、今の加藤職長の挑戦は何かな?

 

加藤職長
この現場を、安全に、品質を守りながら、
工程通りに終わらせて、利益も出すことです。


正直、かなり難しいです。
毎日、頭に汗をかいています。

 

吉田部長
そうか、毎日頭に汗をかいているんだね。
それだけエネルギーを使っているということだ。

 

実はね、新人作業員も同じなんだ。

新しい作業に取り組むとき、
彼らもまた、限界に挑戦している。

 

加藤職長
えっ?
でも、私の挑戦のほうが大変だと思いますが……。

 

吉田部長
周囲への影響の大きさは違うかもしれない。
でも、“本人にとってのエネルギーの大きさ”は同じなんだよ。

 

誰でも、自分の限界を超えようとするときは、
同じだけ大変なんだ。

■ 責めるか、応援するか

 

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こんな風になればいいなと思います

 

そのことに気づかないと、
部下の挑戦を、つい軽く見てしまう。

上司から見れば簡単な作業でも、
部下にとっては大きな挑戦かもしれない。

 

その視点に立てたとき、
関わり方は変わるんだ。

 

「なんでできないんだ」から
「今、挑戦しているんだな」へ。

そして、言葉が変わる。

 

例えば――

×「まだ覚えられないのか?」
〇「昨日より手順がスムーズになってきたね」

 

×「遅いな。ちゃんとやれ」
〇「ここは難しいよな。どこで引っかかっている?」

 

×「何度言わせるんだ」
〇「繰り返して覚えれば大丈夫。一緒に確認しよう」

 

応援とは、甘やかすことではない。
挑戦している事実を認め、必要なフォローをすることだ。

そうすれば、部下は安心して挑戦できるよ。

 

安心が生まれれば、焦りが減る。
焦りが減れば、判断ミスが減る。
判断ミスが減れば、災害やトラブルは減る。

 

責めるか、応援するか。
その違いが、現場の空気を変えていく。

 

加藤職長
なるほど……。
私は“できない部下”を見ていたんですね。


でも、“挑戦している部下”と見れば、
応援できます。

 

だからこそ、部下も安心して取り組める。
焦りが減れば、災害やトラブルも減るわけですね。

■ 今回の問い

「上司の挑戦と、部下の挑戦。どちらが大変ですか?」

 

答えは、人によって違うかもしれません。

でも、ひとつ確かなことがあります。

 

挑戦するときのエネルギーは、誰にとっても大きい。

その事実に気づいたとき、
私たちの言葉は、
責める言葉から、応援する言葉へと変わります。

 

次回もお楽しみに。

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