つづきです。
武藤さんが盛り上がってる感じに合わせている、ちょっと冷静な自分がいました。
前回、婚活パーティで会った人は残念だったし
また真剣みの無い人に当たったらいやだな
でも、武藤さんなら、あんまりモテなそうだから、逆に安心かな・・・
年収は、私の中では全然許容範囲だし、
真面目そうだし、穏やかそう。
持病が気になるけど、支えてあげればいいかな。
LINEは自分のリズムと合うし、
趣味は違っても、話題が増えて楽しいし。
でも男性に性的魅力を感じないのは、歳取ったからかな。
逆に、再婚はそんなことで相手を見ないものなのかな。
時間があれば、よく考えていました。
武藤さんと、3回目に会う日。
いつものように、全てお店をリサーチして、こじゃれたところを予約してくれます。
今日まで、テンション高い武藤さんです。
私に今日言いたいことがある
って。
なんか想像つくようで、つかないようで。
会うのは3回目なので、ますます気楽。
ドキドキ感はありません。
安心感があります。
こんなものかな~
落ち着いていられるのが良いのかな~
美味しい食事も終わって、帰り道。
武藤さんは、人気の少ない所で立ち止まります。
私を正面に立たせて。
「○○さん。お付き合いして下さい。」
私は、その時点では決まってました。
「はい。」
武藤さんは、笑顔になり、私を抱き寄せて、
ちょっと人もいるしな
いい歳だし、恥ずかしいよ・・・
歩き出して 手をつないできました。
何だか、順を追っている感じ。マニュアル通りというか
でもこれが武藤さんなんですよね~
私的には今までに無いタイプです。
だから、かえって安心する、というか、わかりやすい。
駅まで手をつないで歩き、改札口で見えなくなるまで、見送ってくれました。
こんな感じで、武藤さんとのお付き合いがスタートするのです。
次回は、武藤さんの秘密の巻