・・・天中殺明けを迎えて4ヶ月になろうかというある日。
(天中殺は、太陽暦の12月31日で終わりではなく、節分までとされている。)
5月の気候のいい最後の金曜日、何年も肝硬変に苦しんでいた母・ちゃこが、この世を去った。
弟の出産の時に受けた輸血によるC型肝炎で、それから47年後にちゃこの命を奪った。
昭和43年という、まだ日本が貧しさを脱しきれていない時代の杜撰な国の管理による被害者となって、ちゃこは逝ってしまった。
人生は糾える縄のごとし。
遠くに住むちゃこの妹弟にだけ知らせ、抜けるような青空のもと、家族葬で見送った。
つづく