リコーダー豆知識♪実は歴史ある古楽器☆ルネサンス・バロック時代に人気 | はにゃ!☆手作りおもちゃ箱☆(牛乳パック等で簡単工作)

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折り紙、絵本読み聞かせ、リコーダーアンサンブル、コーラスの話題も。土偶と埴輪が好きです。

こんにちは。久しぶりのブログ更新です。この夏は色々ありましたが、今は家族みんな元気です。

9/10古楽コンサートでのリコーダーアンサンブル(「G線上のアリア」と「オンブラマイフ」を演奏)も大成功でした。そしてその後、すぐに気持ちを入れ替えて、

10月1日に高齢者福祉施設に、リコーダーミニコンサートをやりに行ってきました。急にいろいろ忙しくなってきました〜!

 今回のミニコンサートでも、恒例の「楽器紹介コーナー」を設けました。

リコーダーという楽器について、演奏しながらのミニ講義。


※アメブロで、リコーダーのことをあまり書いたことがなかったので、ここで、少し紹介しようと思います。長文ですが、ご興味ある方はお付き合いください。


リコーダーの楽器紹介コーナーは、
ソプラノ、アルト、テナー、バス、

様々な大きさのリコーダーで、

「同じ指のおさえかたをして音を出すと、音の高さがどうなるかな?」

という、音の聴き比べから始めました。

↑画像の、下から順番に、
ソプラノ、アルト、テナー、バスのリコーダー。
・・・・・

と、その前に、

リコーダーの歴史について、簡単に紹介しますね。


☆☆ リコーダーの歴史 ☆☆☆

☆☆☆ history of recorder ☆☆☆

リコーダーというと、日本では

「小学校で習うプラスチックのソプラノリコーダー」を思い浮かべる方が多いとおもいますが、

実は、リコーダーはとても歴史がある楽器なのです。

フルート、クラリネット、ピアノなど、今、オーケストラで使用されている楽器たちが登場するよりも、ずっと前の時代、中世ヨーロッパ【15~16世紀のルネサンス(古楽と呼ばれる時代)、17~18世紀のバロック時代】にとても人気があった楽器なのです。

(※もちろんプラスチックではなく、木でできた木製の楽器(木管楽器)です。)

独奏楽器として、また、チェンバロなどと合奏する楽器として人気だったそうです。


その後、

今オーケストラで使われているフルート、バイオリン、ピアノなどが登場。

リコーダーは、しばらく忘れられていましたが、20世紀にまたまた人気上昇。

日本では、現在、小学校の音楽の授業で小学校3年生からソプラノリコーダーを習うことが多いです。

大半の方は、リコーダー=子どもが学校で習う笛、というイメージなのでは?

※小学校で使っているリコーダーは、ジャーマン式という簡単な指のおさえ方。

私たちのリコーダーアンサンブルで使用しているリコーダーはバロック式の指のおさえかた。

☆☆☆☆

・・・・・

さて、

先程の、ミニコンサートでの「楽器紹介コーナー」の続きです。

ソプラノ、アルト、テナー、バス。

様々な大きさのリコーダーで、同じ指のおさえかたをして音を出すと、音の高さがどうなるかな?を説明。

リコーダーには、様々な大きさのリコーダーがありますが、

実は、どのリコーダーも「同じ指のおさえ方」で吹くことができます。

まずは、
ソプラノリコーダーで、

「ソラシドレ」
と吹きます。


同じ指のおさえかたで、
アルトリコーダーを吹きます。

アルトリコーダーでは、
「ドレミファソ」
の音となります。

音の高さがすこし低くなりましたね。


次に、

テナーリコーダーで吹きます。
ソプラノリコーダーの1オクターブ下の、低い
「ソラシドレ」
になります。テナーリコーダーの長さは、ソプラノの2倍。

最後に、

バスリコーダーで、同じ指のおさえかた(ソプラノのソラシドレ)で吹きます。
「ドレミファソ」
の音になります。

アルトリコーダーの1オクターブ下の、低い音。バスリコーダーで長さは、アルトリコーダーの2倍。


この4種類のリコーダーで、順番に、同じ指のおさえ方で音を出して、

音の高さの違いを、お客様にバッチリお伝えすることができました。

(文章で書くと、分かりにくいですね↲°o°↱)


♪ ミニコンサートの様子は、こちらに書きました!↓


このように、会場の皆様に、リコーダーという楽器のことをよく知っていただいてから、アンサンブルを何曲か聴いていただいたので、より興味を持って聴いてくださいましたよ。

ミニコンサート、大成功!


ちなみに、ソプラノリコーダーより、もっと小さなリコーダー、

「ソプラニーノ」と「クライネ」と「ピコパイプ」も、今回のミニコンサートに持って行きました。

ピコパイプ ↓

小さなリコーダーの音色は、小鳥の声に似ています。
中世ヨーロッパの貴族は、「ひなのうちにリコーダーで曲を覚えさせた小鳥を飼って、鳥かごの中で小鳥が歌う曲を聴いて楽しんだ」というというエピソードを紹介しました。
カセットテープや録音できるレコーダーなどがなかった時代に、リコーダー(レコーダー)は、小鳥に曲を教える役割も担ったのですね。まさにレコーダー!
・・

そして、大きなリコーダーでは、
バスリコーダーよりも大きな、「グレイトバス(大バス)」リコーダー、「コントラバス」リコーダーも持って行きました。

コントラバスリコーダーは、身長170cmぐらいの私が、見上げるほどの長さです。180cmぐらいあります。

金具がついているので、巨大な手ではなく、普通の手の大きさで、吹くことができます(^o^)

・・

※リコーダーについては、以前、私がラジオ出演した時に、少しブログに書きましたね。この時は、ソプラノ、アルト、テナー、バスのリコーダーを持ってスタジオにうかがいました。 ↓


以上、ミニコンサートで紹介した、リコーダー豆知識でした。

・・


☆リコーダーの吹き方のコツ☆


リコーダーは、息を吹けば簡単に音がでますが、
むやみに力強く吹いてしまうと、ピーピーとうるさい音になってしまいます。

きれいな音を出すには、実は、息の調整が難しい楽器です。何年経っても、まだまだ修行中!の私です。


トゥートゥーと、きちんとタンギングすることはもちろん、


リコーダーできれいな音を出すには、

・腹式呼吸で、

・背筋を伸ばして息をまっすぐに、

・歌うように美しく優しい音を!

と、意識して吹くと良いと思います。


強く吹くと、音程も少し上がってしまい、逆に、弱すぎると、音程が下がってしまいます。

↑コンサートでバスリコーダーを吹いている私(たまたま見つけた画像です)。

複数のリコーダーでアンサンブルをする時には、他の人のリコーダーの音もよくきいて、吹く強さを調整しながら吹いて、きれいなハーモニーをつくります。

自分の音だけでなく、他の人の音をちゃんと聴くことは、合奏や合唱の基本かな。

(私、今月はコーラスの舞台にも立つ予定があります↲°o°↱)


リコーダーのメインは、アルトリコーダー。

ソプラノリコーダーは、少し音が高すぎるので、もし、今からリコーダーを初めてみたいな!と思った方は、アルトリコーダーから始めることをオススメします。

ちなみに、日本の小学校でソプラノリコーダーを習うのは、子どもの手の大きさが小さいからです。

小学校高学年以降なら、もうアルトリコーダーの指をおさえられると思うので、ソプラノリコーダーを学校で習って、リコーダー大好きになったお子さんには、アルトリコーダーもオススメします。

中学校の音楽の授業でアルトリコーダーを習う学校もあるようですね。


私は、30代の時にリコーダーを習い始めましたが、リコーダーアンサンブルのメンバーには70代の方もいます。

肺活量がそれほどなくても吹けるので、中高年にもオススメの楽器。

音楽は、普段と違う脳を使うし、リコーダーは指も使うので、脳トレには最適!


☆宣伝です☆

先日2023.9.10開催のコンサート、

【リコーダー奏者 古山和男 コンサート「バロック音楽の花形リコーダー」リコーダーの歴史的な名曲をお楽しみください】は、下記の出演者でおこない、とても好評だったので、

・・

出演:

リコーダー:古山和男

バロック・ヴァイオリン:鳥生真理絵

バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ:深沢美奈

バロック・チェロ:野津真亮

ヴィオラ・ダ・ガンバ:折原麻美

チェンバロ:新妻由加

ソプラノ独唱:平野佳恵

リコーダー・アンサンブル:ハミングバード・リコ

・・

来年2024年4月21日に、ほぼ同じ編成で、第二弾コンサートを行うことになりました。日程が近づいたら、リコーダーアンサンブル「ハミングバード・リコ」のホームページで告知しますね。↓

大人になってから学び始めた事

リコーダーアンサンブル、

始めた時はアラフォー、今はアラフィフ。長く続けています。

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♪おまけ(過去ブログより)♪

簡単サンタクロース折り紙 クリスマス工作


簡単手作り名札「雪だるまの名札」育児サークルのクリスマス会や卒園イベントなどに




久しぶりのブログ、またまた長く書きすぎてしまったかな?最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

はにゃ!