「ね~~おいでよ~」「ね~遊ぼうよ~」「ここへ来てごらんよ」
色々言って誘って見るのだが、
反応が無い。
大工さんと、我々親子と、その他大勢が
あ~だこ~だやった挙句に出来上がったネコ階段。
誰が一番に発見して登るのだろう?
誰が一番喜ぶのだろう?
と、人間サイドは盛り上がった。
さて、夕方。
大工さんたちが帰って、ネコを部屋から出してみた。
3匹そろって先ず家中の点検に。
その後件のネコ階段の下へ来る。
誰も階段に気づかない。
ここで人間は知らん振りをしてネコの様子を見ている。
ネコはそんな所には何もあるはずが無いと決めている様子だ。
上は見ない。
餌をもらう事しか考えていない。
おいおい、ちょっと上を見てごらんよ。
人間の方から教ええるのはやめようと決めていた。
ネコが発見するそのチャンスを見逃すまいと。
しかし、1時間たっても2時間たっても気づかない。
とうとう痺れを切らして、私がネコを棚に乗せてしまった。
しかし、そこから動こうとしない。
お願い、歩いて。
お願い登って。お願い降りて。
ネコって本当に人間の思惑通りには行かないのだ。
こんな事とっくに知っているはずの私が、
戸惑っている。あ~~あ。
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今日はキャットウオークに放り投げられた3匹が
それぞれに少しずつ動き始めた。
上からおもちゃにじゃれ付いてみたり、
うれしくて棚に身体をこすり付けて見たり、
せっかくある階段を降りずに飛び降りて見たり。
こうやって少しずつ慣れて行くのでしょう。
それにしても人間念願のキャットウオークは
素晴らしいです。
見た目の楽しさ、見た目の美しさ、
本当にアートだとしみじみ感じます。
大工さんって素晴らしいアーティストです。
大工さんの仕事を見ていると、
美術館よりずっと面白い。
惚れ惚れしてしまいます。
私はこういうほうがすきなのでしょう。
芸術とは一緒に工程を楽しむものだとしみじみ思いました。
ネコはね、その内安心だとわかった時に遊びはじめます。
とにかく新しいものが危なくないものだと思った時点で
活動し始めるのがネコですから。
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