誰のためのネコ階段? | ネコに学ぶ21世紀を生き抜く法

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「ね~~おいでよ~」「ね~遊ぼうよ~」「ここへ来てごらんよ」

色々言って誘って見るのだが、

反応が無い。


大工さんと、我々親子と、その他大勢が

あ~だこ~だやった挙句に出来上がったネコ階段。


誰が一番に発見して登るのだろう?

誰が一番喜ぶのだろう?

と、人間サイドは盛り上がった。


さて、夕方。

大工さんたちが帰って、ネコを部屋から出してみた。

3匹そろって先ず家中の点検に。

その後件のネコ階段の下へ来る。

誰も階段に気づかない。


ここで人間は知らん振りをしてネコの様子を見ている。

ネコはそんな所には何もあるはずが無いと決めている様子だ。

上は見ない。

餌をもらう事しか考えていない。


おいおい、ちょっと上を見てごらんよ。


人間の方から教ええるのはやめようと決めていた。

ネコが発見するそのチャンスを見逃すまいと。

しかし、1時間たっても2時間たっても気づかない。


とうとう痺れを切らして、私がネコを棚に乗せてしまった。

しかし、そこから動こうとしない。

お願い、歩いて。

お願い登って。お願い降りて。


ネコって本当に人間の思惑通りには行かないのだ。


こんな事とっくに知っているはずの私が、

戸惑っている。あ~~あ。


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今日はキャットウオークに放り投げられた3匹が

それぞれに少しずつ動き始めた。

上からおもちゃにじゃれ付いてみたり、

うれしくて棚に身体をこすり付けて見たり、

せっかくある階段を降りずに飛び降りて見たり。

こうやって少しずつ慣れて行くのでしょう。


それにしても人間念願のキャットウオークは

素晴らしいです。

見た目の楽しさ、見た目の美しさ、

本当にアートだとしみじみ感じます。


大工さんって素晴らしいアーティストです。

大工さんの仕事を見ていると、

美術館よりずっと面白い。

惚れ惚れしてしまいます。

私はこういうほうがすきなのでしょう。

芸術とは一緒に工程を楽しむものだとしみじみ思いました。


ネコはね、その内安心だとわかった時に遊びはじめます。

とにかく新しいものが危なくないものだと思った時点で

活動し始めるのがネコですから。





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