アレンスキーの楽譜はなかなか見つからない。
創業当初もアレンスキーで、かなり難航したことが有る。
今回はお客様が出版者の名前を知っていた事で、とても
楽に探すことが出来た。
組曲3番2台ピアノ 作品33
ピアノ5重奏 作品51
これが今回入ったものだ。
今までどれだけお客様に助けられただろう。
本当に有難い。
それはお客様と、我々との知識を総動員させて出版社を
探すところから始まる。
今回のアレンスキーも某楽譜商からは作品の存在を
否定されたとのこと。
これって私だってやりかねない。
どんなに探しても見つからない時はついつい存在の否定に
走りがち。
いや待てよ。私にどれだけの知識があると言うのだ。
もう一度探してみよう…なんて反省は年がら年中。
それだからこそ見つかった時の喜びは何事にも代え難い。
これがあるから止められない。
見つかった事への喜び。お客様からの喜びの声。
15年やって来られたのはまさにこの喜びの為。
霞を食べながらも止めなかったのは猫の餌を飼うためと
この喜びの為。