昨年は、普通高校の情報コースで商業技術という授業を担当していました。


商業技術とはワープロ・電卓など、2年生以降に取組む授業で不可欠となる技能を半ば強制的に叩き込む授業(笑)。生徒にとってはクセになる授業なようで楽しんで授業に参加してくれました。


ちょうど今頃は電卓の指導をしていました。全経電卓検定の取得を目標に授業を組み立てていました。ワープロと違い電卓は初歩の初歩から指導をしたのを覚えています。作成した電卓教材は全て全経電卓に対応しています。検定問題にヒントを書き込んだものを取組ませるのではなく、オリジナルのプリントとそれに連動したパワーポイントを使用して指導をしていました。電卓の指導でパワーポイント!?と思われる方も多いと思います。

(1)除算(割り算)初歩プリント

電卓マスター(除算初歩)


(2)除算(割り算)初歩プリントと連動したパワポ資料
電卓パワポ


(4)複合算説明パワポ資料
複合算スライド


上に載せた画像は実際に授業で使用したプリントやパワポ資料の一部です。作成したパワポ資料は3級まで対応しています。それ以降は基礎が定着していると考えられるので、とにかく検定問題に取組むという流れです。何事も3級が基本。基本を定着させるためには、どんなことでもします(笑)


 生徒が取組むプリントとプロジェクタで映し出すパワポ資料は連動しているので、教師は説明しながらマウスをクリックするだけでよいという代物でした(笑)この教材を使ったことでどれだけ生徒に電卓の定着が図れたか・・・というのはちょい分かりませんが、その後、受験した全経電卓検定では基本級である3・4級にほとんどの生徒が合格してくれました。


 当時は、どうすれば生徒が理解を深めてくれるのか・・・と試行錯誤を繰返していた頃で、その一つの答えが「パワポで電卓を指導する」でした。


 あー、ひさしぶりに電卓をいじりたくなってきた・・・。


 実習授業で一番難しいのはソフトの使い方に軸を置いた導入の説明だと思います。情報の授業で課題を取組ませる以上は、ソフトの使い方を知らなければ出来ないものが多いのが現状です。特に表計算ソフトやプレゼンテーションソフトは使い方を知らないと、ちんぷんかんぷんで終わってしまいます。


 昨年、お世話になっていた学校は「TT(Team Teaching)」だったので、一人の先生が先生機を使って説明をし、もう一人の先生が教室の中をまわり、遅れをとっている生徒のサポートをするという形を取っていました。


 いま勤務している学校は情報科担当が私一人であり、昨年まで経験してきたTT(Team Teachig)が通用しません。勝手の違いに戸惑いを感じながら授業を進めています。どうすれば全員が脱落することなく導入の説明を定着させることができるのか・・・と試行錯誤の毎日です。

 教室内には先生は私一人しかいません。ですから全員が「わかりましぇーん!」などと手を挙げられても対応することはできません。


 「一家に一台パソコンの時代」「中学校の家庭技術でパソコンについて学習してきた」と言われても、情報Aでパソコンを使用した実習授業を行うとなると、やはり「初歩の初歩から」の説明になります。すると、パソコン操作に慣れているような子は飽きちゃうんですね。飽きちゃうと寝るか騒ぎ出すか。怒鳴ると静まるんですけど・・・(苦笑)。なので、操作慣れしている子には「自己流で身につけた操作方法は今日で卒業!これを機にしっかりとした操作方法を覚えよう」などとけしかけて説明をしています(笑)。


 パソコン操作に不慣れな子は、導入の説明でこちらがゆっくり説明しても徐々に遅れをとってしまい最後は不貞寝(?)をしてしまうか、まわりの子にちょっかいを出してしまう。その中でも、まわりと相談しながら操作を覚えよう!と意気込んで授業に参加してくれる生徒には頭が下がります。・・・というか、そういう姿勢をどれだけ生徒たちに起こさせるかが教師の腕の見せ所なんだと思います(笑)。あー!僕にもそんな力が欲しい!


 2学期は実習授業オンリーということもあり学期のはじめに「実習授業は板書を書き写せばいいというものではない。出来不出来が目の前の画面に直ぐに表示されっる。タイピングが苦手な子は遅れをとってしまうかもしれないけれど、絶対に途中で課題を投げ出すようなことだけはしないように!」と念を押したのですが・・・各クラス2~4名の生徒が投げ出し始めている気配です。

 

 導入の説明がしっかり定着しているかどうかで、そのあと実施する課題の出来が左右するような気がします。いくら素晴らしいアイデアを思いついたとしても、そのアイデアを形にするソフトの使い方で悩んでしまったら、もったいないではないか!


 10月からはプレゼンテーションソフトを使った課題に取組ませる予定です。ということは10月の上旬はソフトの使い方に軸を置いた導入授業になります。


 さて、どのような方法で定着を図らせようか・・・悩むな。

「まずは自分が身を持って証明する。」というのが僕のスタンスです。


早朝・放課後・授業内で検定指導をしていると、生徒たちに「先生、何級持ってるの?」って質問されます。「いや、持ってないから」と答えると、「えー!!」なんていう返事が返ってきます。


>「えー!!」


という生徒の返事にはどういう意味が込められているのだろうかと考えつつ、自分も取得してみようかなと思うようになりました。学校で指導していることもあり、公平を期すために検定事務担当を一時的に他の先生にお願いし、自分はパソコン教室で受験することにしました。


来月のはじめ

10月4・5日に「情報処理技能検定2級」「文書デザイン検定2級」

10月12日に「プレゼンテーション作成検定2級」「ホームページ作成検定2級」

を受験してきます。


日検2級問題集


現在、そのための総復習中です。勤務終了後、コンピュータ室に残りもくもくとストップウォッチで計測しながら問題を解いています。解きながら「あー、ここ間違いやすいかな」なと思う箇所は赤ペンでメモ。解き方に関しても「この問題を授業で指導することなったら・・・」と想定しながら解いています。自分が勉強するということは、自分自身の科目指導の幅を広げるということでもあり、同時に生徒のためでもあるのかな、と思っています。

指導している手前、合格しなかったら恥だなと自分にプレッシャーをかけて取組んでいます(笑)

今年中に目指せ日検5冠!!


ちなみに今勤務している学校での10月期の受験希望者はゼロ!さすがに進学校・・・。まずは進路の決定が先といういうわけです。


※日本情報処理検定協会公式サイトトップページ
日本情報処理検定協会公式サイト

日本情報処理検定協会公式サイト

プレッシャーをかけつつ合格目指してがんばろう。


情報Aでパソコンを使った実習授業に入るとかならず質問攻めに合います。

なので実習に入ると毎回、授業の最後にその日に取組んだ内容を印刷・提出させ、その日のうちに添削。次の授業で返却をして全体的に「出来ていないなー」「もう一度説明しなおしたほうがいいかな・・・」と思う箇所は、あらためて説明するようにしています。


が...


自分で考えて...って子が少ないような気がします。

質問してくれるってことは正直に「分かりません」って言っていることなので、それはそれでうれしいのですが、とにかくピンポイントで回答を求めてくる生徒が多いのが気になります。

(まぁ、私の指導力不足が原因なのですが・・・)


9月中は表計算について指導しています。

「担当学年が3年生」「進学希望者が多い」こともあり大学・短大でリポート等に取組む際、困らない程度の表計算の使い方は覚えておいたほうがいいだろう・・・ということで、

(1)簡単な表の作り方

(2)演算記号を使った計算方法

(3)相対参照と絶対参照

(4)関数計算(SUM,AVERAGE,MAX,MIN,RANK,IF,IFの入れ子)

の4項目について的を絞り、実際に表を作りながら取組ませています。


9月は全クラス7~8時間程度の授業時間が確保できているので、

・最初の5時間は、参考プリントを元に一緒に表計算について学習。

・最後の2~3時間は、こちらが提示した表計算課題を各自で取組む。

という形にしました。課題提出の期限は授業時間内ではなく、こちらが指定した日時の放課後という形にしています。


こちらの指示で一緒に表計算について学習しているときは、一つ一つ結果が出るたびに「おー!」とか「表計算、神だ!」とか「パソコン神!」みたいな反応が返ってくるんですね。配布したプリントにメモをしたりする生徒も見受けられます。でも、実際に自分たちだけで課題を取組ませてみるとおっかなびっくり取組む感じです。


何度も間違えて、確認しながら取組めば力がついていくと思うんですね。もちろん中には配布プリントを参考にしながら周りと相談して試行錯誤しながら課題に取組む生徒はいます。放課後、実習室に残り課題に取組んでいる生徒もいます。しかしながら、クラスの中の1/3程度の生徒はピンポイントで回答を聞き出そうとします。そのたびに、ヒントを小出しにしながら「周りと相談してごらん」「もう少し自分で考えてごらん」などといっているのですが。


間違いながら課題に取組まないと見直す機会がなくなり、理解・定着しないような気がするんですよね・・・。全体的にオッかなびっくり取組んでいる感じて、下手に自分の知らないボタンを押しちゃうとせっかく作った表が全部消えちゃうかも!みたいなことを思っている生徒が多いように思います。


私も高校時代、はじめて表計算ソフトを学習したときは「セル?」「番地?」「関数??」何それみたいな(笑)。でも、一つ式を作ってあとは複写すれば答えが全て「パッ」と出るのを見て「おー!!すげー!パソコンすげー!」なんて思っていた時代があったんですよね。その時の自分を思い出しながら指導してゆけば、少しは生徒の目線に立てるのかななんて思っているのですが(笑)


表計算ソフトを上手に指導する・生徒たちに理解を定着させる方法ってないものですかね・・・。最近は「質問されたときの対応」ってのも理解を定着させる上で大きなポイントになるのかな・・・と思うようになってきたのですが、どうなんでしょうか・・・。

どーも、とらべるです。


今回も日本語ワープロ検定の指導についてです。

「日本語ワープロ検定2級(日検)」を授業で扱う際の私の指導方法を紹介します。


ワープロ検定の指導の流れは

(1)速度計測 (印刷して提出させる)

(2)文書作成 (印刷して提出させる)

(3)表の作成 (表の作成について練習する)

の流れで進めています。


(1)速度問題
2速度

速度問題には、3級の時と同様に「ここまでがこの級で入力すべき最低ラインだよ」という線を一本引いておきます。試験本番での計測時間は10分なのですが、授業では2分と9分20秒の2回計測をしています。2級以上は「速く」「正確」に文字入力ができることが求められるので、授業時間の許す限り速度計測をするように心がけています。速度に関しては印刷・提出をさせますが添削・返却はしません。


(2)文書作成
2文書

日検が主催する日本語ワープロ検定は準2級以上は、上画像のように全て左詰の状態で出題され各自で各項目の配置を変更するという内容です。よって問題用紙をこのまま渡して作成させるのは好ましくないと思うので、3級のときと同様に作成ポイントを問題に書き込んだものを配布するようにしています。両面印刷のプリントを配布(オモテ面は作成ポイントを書き込んだ問題、ウラ面は模範解答を印刷しておきます。)します。


※オモテ面


2文書1


※ウラ面
2文書答え

授業ではじめて2級を取り上げる際は、計測はせずに一緒に作成をします。次回からは規定時間の20分で計測をし印刷・提出をさせます。問題の形式になれるまでは作成ポイントを書き込んだ問題を渡すようにし、検定試験本番の2~3週間前からは、何の書き込みもない問題を配布し、計測時間は15~16分に短くして計測を実施します。


毎回の授業で印刷・提出してもらった作成プリントは、3級のときと同様に次の授業までに必ず添削・検印してから返却するようにしています。添削は面倒くさいですが、添削指導こそワープロ検定を指導する上で最も大切な点ではないかなと思っています。


(3)表の作成

準2級以上の問題では様々な形をした表の作成が求められます。よって表の作成についても5分程度利用して練習するようにしています。もちろんタイムキーパーを使って計測です。



2級の指導も3級と同様に

・作成ポイントを書き込んだ問題プリント

・計測マジック

・添削指導

の3点が工夫している点です。


また、2級以上の取得を目指す生徒には次の点も身につけてもらいたいという思いから全商ワープロ検定の2~3級程度の筆記問題を適宜取り入れるようにしています。実技だけでは身につかない知識面も指導するようにしています。


(1)商業文書を構成する各項目についての理解

 発信日付、文書番号、受信者名、発信者名

 発信者名には、相手によって付ける敬称が異なります。個人には「様」、役職が付いている場合は「殿」、団体には「御中」など。


(2)要点をまとめる力

 商業文書は、本文が最低限の内容でいいように下記に別記事項が用意されています。よって社会人になってから自分たちで本文を書く際には要点をまとめる力が必要になると思います。別記事項として何を取り上げればよいのかという取捨選択する力も必要になります。


(3)頭語・前文・あいさつ文などの理解

頭語・前文・季節に応じたあいさつ文などはワープロソフトに備わっている機能なので全てを完璧に覚える必要はありませんが、季節によって使い分けができるくらいの知識は身につけて欲しいと思います。実際に全商ワープロ1級の筆記問題では季語・頭語・前文の使い方について出題されます。


まだまだ指導方法については改善する点があります。今の指導方法に甘んずることなく指導・教材研究を進めていきたいです。まとまりのない文章で読みにくいと思いますが、ご容赦を(笑)