どーも、とらべるです。


今回は日本語ワープロ検定の指導についてです。


高校で扱うワープロ検定には大きく分けて

(1)全商 ワープロ実務検定

(2)日検 日本語ワープロ検定

があります。


全商ワープロ検定は主に商業高校や普通高校の商業・情報コースで実施されている検定です。日検日本語ワープロ検定は主に普通科高校で実施されるのではないかなと思います。両者の大きな違いは筆記試験があるかないかです。全商のワープロ検定は3級以上には筆記試験を課しています。日検の日本語ワープロ検定は以前は1級のみ筆記試験を課していましたが、今は実技に特化しています。


私は高校時代にワープロ部(情報ビジネス部)に所属していたこともあり、ワープロ検定の指導に関しては強い思い入れがあります(笑)


ワープロ検定は級が上がれば上がるほど、「速く」「正確に」文字を入力できるか大切です。3級程度であれば特に問題はありませんが、2級・1級になると「速さ」「正確さ」が合否を左右します。


今回は「日本語ワープロ検定3級(日検)」を授業で扱う際の私の指導方法を紹介します。


ワープロはとにかく地道な練習あるのみです。

速度練習は10分間で規定字数を入力できるまでひたすら入力の練習。

文書練習も規定時間内で完成できるようにひたすら作成の練習。

教員はタイムキーパー片手に「よーい、はじめ」「やめ、印刷してください」の連続(笑)


はじめのころは毎時間、作成のポイントを書き込んだ問題プリントを配布し、取組ませます。


(1)速度問題
3級速度

速度問題には、「ここまでがこの級で入力すべき最低ラインだよ」という線を一本引いておきます。

規定時間は10分なのですが、授業では8分で計測をします。本番で「あれ、思ったよりも入力できるぞ」と思わせるためのマジック(?)です(笑)



(2)文書問題
3級文書

 はじめは作成ポイントを書き込んだ問題プリントを配布し、1時間かけて一緒に作成をしていきます。


 作成ポイントは本当に基本的な内容を書き込んであげます。「『▲』の箇所は一行空けるんだよ」「『○』の数だけスペースを空けるんだよ」「受信者名は右揃えだよ」「件名は中央揃えだよ」などです。


 終了後印刷・提出をさせ、添削・検印をし次の授業で返却をします。添削・検印を押すことで「こっちはしっかりと見ているよ」と生徒に意識させます。そのあと生徒たちが文書作成に慣れるまでは作成ポイントを書き込んだプリントを配布し、タイムキーパーで計測します。作成中は、机間巡視です。


 


 文書作成の規定時間は20分なのですが、授業では16~18分で計測します。これも速度でのマジック(?)と同じです。


 印刷・提出されたものは必ず添削し次の授業で返却することにしています。これは、

(1)生徒に、どこをミスしたのかを気づかせ次につなげる。

(2)教師側は次の授業で、速度・文書の計測前に前回提出プリント添削の講評をし生徒に注意を促す。

 という意味があります。


添削はとても疲れます。ですが、生徒たちはこちらが思っている以上に赤ペンが一筆でも入っているだけでとてもうれしそうな顔をします。「あ、ちゃんと見てくれている。」と。私自身「検印スタンプを押すだけではなんか物足りない。一言でもいいから赤ペン入れてみよ。」とはじめた添削指導(笑)。


・作成ポイントを書き込んだ問題プリント

・計測マジック

・添削指導


この3つが日検の日本語ワープロ検定の指導のポイントなのではないかな?と思っています。まだまだ指導方法を改善する余地はあると思います。いまの指導方法に甘んずることなくこれからも教材・指導研究を続けていきたいです。


どーも、とらべるです。


現在、私は「情報A」を担当しています。担当学年は3年生です。


 1学期はパワーポイントを利用して、それに連動したプリントを使った座学を実施しました。2学期以降は実習(表計算、プレゼンテーションソフト)を計画しています。

 1年を通して実習室で授業を行うので1学期は目の前にパソコンがあるにも関わらず座学のみでパソコンを触ることができない...というのはあまりにも生徒に申し訳ない、座学でも実習室で授業を行う以上は少しでもパソコンに触れる機会を与えたいという思いから「10分間ワープロ練習」というものを実施することにしました。(それ以外にも「10分間ワープロ練習」を実施するに至った理由はあるのですが)


私の情報Aの授業はまずは「10分間ワープロ練習」からスタートします。

その後、座学なら座学。表計算やプレゼンテーションの実習という流れです。


「10分間ワープロ練習」の流れは

(1)授業の始にこちらから「本日のお題」を出す。

※授業が始まる前、実習室に入ってきて直ぐに「お題」が分かるようにプロジェクタや転送画面に予め表示しておく。
10分間ワープロ練習


(2)出席を取った後「本日のお題」について説明する。


(3)生徒はワープロソフト(Wordなど)を使って自分の意見・感想を10分間でまとめる。

※この間にワープロ機能についてちょこっと説明する。


(4)生徒と一緒に「お題」に取組む

※生徒たちが「本日のお題」をまとめているとき、教師自身も「本日のお題」についてワープロソフトでまとめてみます。生徒たちが入力している様子を見ているだけではなく、教師側も一緒になって「本日のお題」に取組むことで生徒たちは俄然、入力に力がはいりると思います(笑)


(5)最後にファイル名をつけて保存する。

※保存作業は一斉に行う。作成途中でも切り上げさせる。ファイル名はこちらで指定。


という流れです。

 「本日のお題」はその時々の学校行事についてや時事ニュース、たわいもない内容(将来の夢、進路について、好きな食べ物を熱く語る、休日の過ごし方など)です。この「お題」を考えるのが思いのほか難しく、はじめの頃はすんなりと思いつくのですが、次第にネタ切れになっていきます(笑)なので、朝のニュースチェック・新聞チェック、生徒との大意もない会話は欠かせません(笑)


 一クラス週2回の授業なので1ヶ月も続けていると、生徒は「今日のお題は何かな~」などと言いながら実習室に入ってきます。お題を確認して「あ、予想していたのと違う!」「やっぱりこのお題か~」などという反応がでてくればこっちのものです(笑)


 ただ文字を入力して終わり!ではなく、そのお題にあった絵を入れたり、フォントの種類を変えたりするように指導をしています。

 なにより、ワープロの機能を覚えてもらうことよりも

(1)限られた時間で文章をまとめる力

(2)デザインなど表現する力

の2つの力を身につけてもらうことに軸を置いています。


 しかしワープロの機能(色を変える、表を作る、絵を挿入するなど)を知らないと、文に合うデザインを表現することが出来ません。短期間で集中的に機能を説明して「はい終わり」というのは味気ないような気がします。なのでワープロ機能の説明は、毎時間のワープロ練習の中でちょこっとづつ取り上げていきます。「今日は、フォントの種類と色の変え方について説明するよ。」「今日は表の作り方ね。」「今日はクリップアートの挿入をやってみよう。」というふうに指導しています。

 高校で取り上げるワープロソフトの機能は細かく教えるよりも、生徒たちが卒業後に社会に出て改めてワープロソフトを使うようになったときに「あー、これ高校時代にやったなー・・・えっと。」程度で十分だと思います。


 今年度、情報Aの担当が決まったときに「1年を通して身につけてもらいたいもの」を考えてきました。その一つがタイピングの技能でした。


 以前、商業科で「商業技術」を指導していた頃、授業のはじめにワープロ検定問題集を利用して10分間の計測を実施していました。しかし情報Aという教科で同じようなタイピング指導は無理だなと思っていました。

 タイピングはこれからは必須の技能だと思いますが、情報の授業では「計測」という機械的な方法でタイピングを身につけてほしくはない。たとえ自己流であったとしても自分で考えさせること、まとめる力や表現する力を引き出しながら身につけてもらいたいという思いがありました。


 まだ始めてから1年経っていないのでなんともいえないのですが、これからも10分間ワープロ練習を続けていこうと考えています。自分の信じた指導をとにかくするのみです。


 本格的に授業の実践内容について書くのは初めてなので読みにくい点はあるかと思いますが、その辺りはご容赦ください(笑)




はじめまして。


現在、高校の情報科でお世話になっている「とらべる」です。


このたび、授業の実践報告や、授業アイデアの紹介、商業系の資格指導の方法などにつて紹介する場として新しくブログを開設しました。情報科は学校内でも担当教諭が1名~2名と少なく、校内で教科指導等について情報交換や指導上の相談などがしにくいのが現状だと思います。ブログを通して、多くの同業の方から意見・コメントなどをいただければ幸いです。


まだまだはじめたばかりで記事はありませんが、これから徐々に増やしていこうと思っています。よろしくおねがいします。