凶犬の眼 / 柚月裕子 | 我が家の本棚

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お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。






こんにちは!
暑いです💦



少し前に購入していた一冊を読了しました
ヤクザ、任侠の話が大好きw
「孤狼の血」の続編は
あの大上刑事が目をかけていた日岡が主役
ちなみに映画は見ていません
キャストを調べてみました
大上刑事は役所さんで
部下の日岡は松坂桃李さんなんですね

今回の日岡は以前さらに逞しくなり
今は亡きガミさん(大上刑事のあだ名)に
負けず劣らずの肝の据わりようで
格好良かったです
ラスト、どう締めるのか?と
少し心配しましたがさすがでした



「凶犬の眼」柚月裕子著



前作の事件を理由に
山奥の駐在所に左遷された日岡は
ある日ガミさんの行きつけだった
小料理屋で
指名手配犯の男と出会います
最初は吉岡と名乗り惚けていますが
帰り際にあっさり
自分は国光だと素性を明かします

必ずお前に手錠をかけてもらう
やり残した仕事が終わるまで
待って欲しい、と言い放つ国光
日岡は見逃してやります

組同士の抗争の話より
日岡と国光が距離を縮めていき
義理人情仁義を重んじる2人が
警察と暴力団の間柄とは思えない
ある行動に出てシビれました

日岡の「漢」具合が最高です
プロローグの謎も解けてスッキリ
楽しい読書でした!