コンビニ人間 / 村田沙耶香 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。





こんばんは

友人から借りた一冊は
芥川賞受賞作
世界各国での翻訳も話題です
初読み作家さん


おそらく主人公の恵子さんは
アスペルガーか何かの障害をお持ち
グレーゾーンの方の特性が
色々描かれていました
多少そちら側のことも分かる身にとっては
何と表現して良いのやら不思議な読後感
芥川賞受賞作品とは相性が悪く
読みきれずに沈むことも多いのですが
そこはクリア!2時間で読了、万歳



『 コンビニ人間 』村田沙耶香著



子供の頃、空気を読めずに
変わった行動を取りがちだった恵子
自ら話すことを止めることで
人間関係を乗り越えてきた彼女は
人生初のコンビニのアルバイトで
ようやく世界の歯車になれたと喜びます

マニュアル化された仕事と
一緒に働く人達の言動を真似て
コンビニの店員として生きる

恵子にとってはそれが全てです
無遅刻無欠勤で18年
周囲が暗に押し付けてくる「普通」の概念に
戸惑いつつ、反発するでもなく
かといって受け入れもせず

私は彼女の生き方や働き方に
ゴチョゴチョ横槍を入れてくる友人達を
鬱陶しく思いました
放っておいてあげて
真面目に同じ店で働き続ける人間に
バイトのままで良いのか、とか
結婚しなくてどうする、とか
何でそれほど上から物申すのか
悪く言うくらいなら
付き合わなければいいのに

ただ恵子が持ち帰った元店員の白羽だけは
ゾッとするほど気持ち悪かったです
この男性どうかしてる

どうか恵子さんが
ずっとコンビニで働けますように







先日友人が泊まりに来てくれました
頂いたお土産は
なんと☺️次男への就労決定のお祝い
GODIVAのギフトセットでした🙌
また涙腺崩壊
最近泣いてばっかりw