BUTTER / 柚木麻子 | 我が家の本棚

我が家の本棚

大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。






泣泣泣  
昨日東宝ナビからメールが届きました
千秋楽前日6月27日
市村正親様エンジニア出演日
なんと2月にチケットが取れて
夢のよう!と浮かれていました
今回は友人3人と一緒に行く予定で
昼間の公演だから夜は飲もう!!と
すごーく浮かれておりました、、、
メールの中身は

『ミス・サイゴン』公演中止のお知らせ

言っても仕方ないことです
このような状況で先の見通しも立たず
舞台関係者のみならず
医療現場もご商売なさっている方も
あっちもこっちもみなさん大変で
我が家とて明日は我が身の緊急事態
仕方ないです
でも本当に本当に残念 涙涙

いつかこのことが過去になった暁には
絶対観に行くぞ!




読書の方は
文庫で900円?と購入を悩んで
自粛生活しているのだからと
自分に言い訳しつつ買いました
木嶋佳苗の事件をベースに描かれた
女同士の友情の物語
作家の佐藤優さんや山本一力さんの
帯の文句に期待したのですが
予想とは違う話でした


『BUTTER』柚木麻子著


若くもなく美しくもない梶井真奈子は
財産目的で男性達を殺害し逮捕され裁判中

彼女は一体どのような人物なのか?
本当に殺害したのか?
スクープを狙う週刊誌記者の里佳は
梶井との面会を取り付け東京拘置所へ

女性達を忌み嫌いフェミニストを罵り
バターをふんだんに使った
数々の料理について
自論を熱く語る真奈子に圧倒され
少しずつ取り込まれていく里佳

内面の変化だけでなく
体重も増加の一途を辿る里佳を心配する
親友の玲子や恋人の誠

真奈子に近づくことで
里佳がどうなっていくのか 
玲子との関係にも影響が出て来て
ハラハラしました
前半は実際の事件を思わせる描写が多く
面白く読んだのですが
後半は物語の行く先が分からなくなり
失速した印象でした
捉えきれなかった自分の読解力のせい
もう一度読むと違った感想になるかも?
いつか再読したいと思います