ハピネス/桐野夏生 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。






おはようございます

心配な状況ですが
出来ることを出来る範囲で
やっていこうと思います
皆さまどうかご自愛下さいね




読み終えたのは桐野夏生さんの作品
単行本が発売になった時は
タワマン、ママ友、マウント、などの
ワードが取り上げられて
話題になっていた気がします
「VERY」に連載されていたのは
知りませんでした
この雑誌にこの内容だったのですね、凄い
虚構と分かっていても
雑誌の世界観に浸りたい読者へ
蝶野ビンタ炸裂な印象です
普段それほど活字を読まない層にも
最後まで読んでもらえるように???
とも思える構成でした


『 ハピネス 』


湾岸の高級タワマンに暮らす有紗は
幼い娘と2人暮らし
一見華やかに見える生活ですが
実は閉塞感と不安感でいっぱいいっぱい

ママ友や
海外出張中の夫や
夫の両親や
田舎にいる実家の親族との関係が
徐々に明かされていきます

登場人物の誰にも共感出来ませんでした
義理の両親の気持ちは
少し理解出来ましたけど
でもどこか違うかなー


長男が幼かった頃の私だったら
この本を読めなかったかもしれません 
子育ての不安やお母さん達との関係や
幼稚園選びなどなど
いっぱいいっぱいで
狭い世界で人並みに悩んだりしましたので
分からないわけではないのです

みんな色々あると知っている今、
このお話の世界は遠過ぎて
入り込めませんでした

有紗の心境の変化と
行動を起こした姿勢には一票
続編あるそうです





追伸↓↓↓↓↓
それにしても
秀でたセンスの方が世の中にはたくさんw