ウツボカヅラの甘い息/柚月裕子 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



おはようございます


今週末、人間ドックなんです
気休めかもしれませんが
数日前から禁酒してますw
お酒の無い夜は
結構時間あるんだなーと反省
夜も読みました




『孤狼の血』が面白かったので
再び柚月裕子さんの犯罪小説を捕獲
文庫本にしてはかなりの厚みです

後半406ページ目の衝撃!
ここが1番の読みどころでした
本当に驚くような真実が明らかになり
事件は更に謎に包まれていきます



『ウツボカヅラの甘い息』柚月裕子著


太って身だしなみも構わなくなった
主婦の文絵が
マルチまがいの化粧品販売に誘われ
俄然やる気をだして働き始めます

大金と美貌を手に入れ
家庭生活も上手くいくようになった矢先
彼女は鎌倉で起きた
ある殺人事件の容疑者として
逮捕されてしまいます
身に覚えのない文絵は無実を訴えますが
化粧品販売を勧めた加奈子は失踪し
一緒に販売活動していた男性は亡くなり
潔白を証明出来ません
そのうえに詐欺容疑までかけられる始末

解離性障害のある文絵の証言が
嘘なのか本当なのか
わからないまま物語は進んでいきます

406ページ目まで面白かったんです
残り100ページ強、
ラストに向かってのストーリーは
ちょっぴり勿体ない気がしました
想像のつく展開になり
予想通りの終わり方だったので残念です




とはいえ
柚月裕子追っかけ旅はまだ続きます