梅雨空が続いてます。。。
お天気の悪い休日は読書にはピッタリ
先月お亡くなりになった
田辺聖子さんの作品を
久しぶりに取り出してきました
この内容を45年以上前に
描いてらしたのかと思うと驚きます
今読んでも全く古さを感じません
平気でタバコを吸うシーンや
飲酒した後で車を運転するシーンなどが
無かったら
最近の若い女流作家さんが描いたのかしらと
勘違いしそうです
たまたま先週Eテレで
かもかのおっちゃんを偲ぶ主旨の
古い番組が再放送されていて
田辺さんのインタビューを観ました
可愛らしく穏やかな語り口は
彼女の作品そのもの、で素敵でした
『 猫も杓子も 』
阿佐子、30歳
華やかな仕事は順調で
キューピーみたいな可愛い顔と華奢な身体に
自覚も自信もある怖いもの知らずです
軽やかな彼女の恋愛物語
歳下のお坊ちゃんに言い寄られて関係を持ち
真面目な先生には恋心を抱き
女遊びの激しい弁護士とは不倫
阿佐子はやりたい放題なので
全然共感出来ないし
計算するくせに内面は乙女、という
面倒臭さに全く馴染めませんが
男性で遊んでいるようで
結局は男性に遊ばれている姿に
人の良さを感じました
こんな形で恋が終わると
人は少し大人になるの!!???
驚愕のラストですが
消えない痛みを抱えたまま
それでも彼女は前を向いて
自信を失わずに生きていくんだろうなと
前回読んだ時には感じなかった
別の感想を持ちました
私、歳をとったんだなー
余裕の気持ちで読めた自分に
少し驚いてます 笑
お土産貰いました♫
ラデュレ╰(*´︶`*)╯♡
独り占めだ