こんにちは
今週はデッサン教室の作品展です
先週から準備でバタバタでしたが
無事に開催の運びとなりました
初めての参加なので右往左往しっぱなし
でも先生や先輩方の作品をじっくりと
鑑賞することが出来て贅沢な時間です
友人達に作品展の連絡しましたら
ママ友さんのお一人は
実は絵画鑑賞が趣味とお返事下さり
初日一番にお越し下さいました
子供がきっかけで知り合った人と
子供の手が離れた後でも
楽しくお付き合いが出来るのは
ありがたいことですねー
会場は静かな森の中のカフェ
関係者のみなさんとお茶を飲みながら
和やかにおしゃべりしていた時に
あら?この感じは
読み終えた本の空気感と似ているかも?と
突然感じました
タイミングが良かったです
⇩⇩⇩⇩⇩
本当に清らかな物語でした
今頃読んだのかと思われそうですが
あの時は「蜜蜂と遠雷」を読了したばかり
彼らの演奏の余韻に浸っていて
他のピアノ絡みの作品に
気持ちが向かなかったのでした
こちらはピアニストではなく
調律師さんのお話です
大人のための美しい絵本のよう
文章だけなのに
綺麗な挿絵の気配が漂っていました
『 羊と鋼の森 』宮下奈都著
調律師、外村の成長物語
高校生の時に偶然出会った
ピアノ調律師の板鳥が作り出す音色に
一瞬で魅せられた外村は
迷うことなくその道へ進み
板鳥の働く楽器店へ就職します
山育ちでピアノと無縁だった外村は
優しく頼もしい先輩の柳や
辛口で気難しくも腕の良い先輩の秋野や
才能溢れる双子姉妹、和音と由仁や
憧れの存在である板鳥達との関わりと
様々な調律先の人々との交わりを通して
一歩ずつ一歩ずつ
調律師として力をつけていきます
音楽に詳しくないことに
コンプレックスを感じていますが
山で育った彼には
彼が真っ先に感じることの出来る
音や響きがあります
そしてまっすぐで汚れていない精神
純粋に応援したくなります
きっといつか一流の調律師になるはず!
人物描写が丁寧でやわらかく
読んでいて心地良かったです
こういう作品に触れると
自分も少しは性質の良い人間になれるかも?
とウッカリ勘違いしそうです 笑
森の中でしか味わえない気配を
本から感じられて清々しい〜
今週はあと3回、森へ行ってきます