昨日は次男の通院日
2人して電車で出かけました
移動中、母はひたすら読書です
夢中で読んでいると
あっという間に目的地♬
今回もお友達から借りた本を読みました
コメディかと思っていたら違う違う
物語の設定は漫画のようでしたが
中身はかなりシリアス
家族のために裏の仕事を引き受ける
主人公の内面がよく描かれていました
『 ママの狙撃銃 』荻原浩著
新しいマイホームを手に入れ
小さい庭ながらも
夢だったガーデニングを楽しむ曜子
優しい夫と可愛い2人の子供に囲まれ
幸せな日々を過ごしています
そんなある日
25年ぶりの相手から電話
仕事の依頼でした
曜子は一見普通の主婦ですが
アメリカ人の祖父の直伝で
6歳の時から銃の扱いと
あらゆる攻撃防御の術を習った強者
過去に一度殺人を犯しています
もう一度仕事をしてくれ、と頼まれた曜子は
逡巡しますが結局引き受ける羽目に
銃に精通していて
銃を自由に扱うためのトレーニングを
幼い頃から積んできた曜子の
なんと格好良いこと!
暗殺者なのに惚れ惚れしちゃう
いちばんスカッと読み応えのあった場面は
中学生の娘の珠紀が
いじめられていることに気づいた曜子の
思い切った行動!拍手喝采!!!
そうこなくっちゃ!!!
でも人を殺した人間が
受け止めなければならない現実は重く
苦しく、容赦なく彼女に襲いかかってきます
この暗闇の描写が物語の軸かもしれません
現実離れした設定でしたが面白かったです
もしママ友さんの誰かが
銃のエキスパートで
武術や格闘技の王者レベルだったら、と
想像すると何だかワクワクしますね(๑˃̵ᴗ˂̵)