文庫の新刊コーナーで見つけ
図書カードを持っていたので購入しました
幼児虐待のニュースが後を絶たない昨今
角田さんはどう描くのか
とても興味が湧きました
子供を殺した母親の刑事裁判で
補助裁判員に選ばれた里沙子
犯行に及んだ水穂の境遇と
育児中の自分自身がどんどん重なっていき
裁判員として
冷静に事件を俯瞰出来なくなります
子育てに奮闘し頑張っている中で
周囲の言動や視線に疑心暗鬼となり
劣等感を感じてしまう里沙子は
被告の水穂を通して
夫や義理の両親、自分の母親との関係を
見つめ直していきます
うーん、、、
里沙子の思考回路にクエスチョンマーク
この作品は評価が割れるかも
『 坂の途中の家 』角田光代著
乳幼児の頃の子育ての大変さ
不安感、孤独感、過剰な責任感、
睡眠不足や夫の関わり具合など
共感出来る部分はありましたし
同じ経験をしたことがあったなと
苦い気持ちを思い出したりもしました
一生懸命で煮詰まったことは多々あれど
里沙子のような深刻さを
私は持ち合わせていなかったと思います
だから入り込めなかったのかなぁ
読んでいてとても息苦しくなりました
何だか怖いお話です
角田さん好きなんですけれど
今回はキツかった 、疲れました
またまた電車内読書だったのですが
お出かけ先は
ナンタケットバスケットのレッスン!
数ヶ月ぶり💦💦💦です
ご一緒した生徒さん達の
明るいおしゃべりのおかげで
和気あいあいの2時間でした(^^)
蓋に取り掛かっております