こんばんは♫
朝から快晴で風も無かったので
洗濯とお布団干しとお庭の手入れで
あっという間に1日が終了です
合間に読了しました
読書家で有名な女優の杏さんが
大好きな作家さんとして
このかたのお名前を挙げてらして
気になっておりました
義母から貰った大量の文庫本の中に
宇江佐真理さんの作品ありました!
情緒あり、人情あり、
Cちゃんさーん、私も近いうち
髪結い伊三次シリーズへ突き進みます❤︎
『 余寒の雪 』宇江佐真理著
軽やかで人情味溢れる時代小説集
7編の短い物語が収録されています
●紫陽花
●あさきゆめみし
●藤尾の局
●梅匂う
●出奔
●蝦夷松前藩異聞
●余寒の雪
なんといっても表題の作品が抜群でした
伊達藩に女剣士として士官することを
目指している男勝りの知佐
すでに二十歳を迎え縁遠くなるばかりの
ひとり娘を心配する両親は
思いきった策略を企てます
八丁堀の同人で
妻に先立たれた子持ちの俵四郎へ
嫁に出すことにしたのですが
何も知らされず見物と道場巡りを
楽しみに江戸へ来た知佐が
素直に同意するはずもなく、、、
剣の腕はいっぱし
髪は男髷
口調も女性とは思えない知佐が
俵四郎の息子、松之氶と
だんだんと仲良くなり
そのつもりなど皆無だった俵四郎へも
淡い気持ちが芽生え始める様子は
なんとも初々しくいじらしく
ハッピーエンドを祈りながら読みました
いいなぁこういう展開、と満足のラスト
ほかのお話も読み応えがありました
松前藩異聞は史実も混ざっていて
関心のあるアイヌも登場します
北海道出身の宇江佐真理さんが描く
松前藩作品に興味津々です
時代小説が大好きなので
また1人素敵な作家さんと巡り合えて
嬉しいー(o^^o)