天人唐草 / 山岸凉子 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



月刊フラワーズ 2016年7月号にて
萩尾望都さんと山岸凉子さんの
ビッグ対談を堪能しました

その中で山岸凉子さんの
「天人唐草」という作品が
取り上げられておりました
また、ブロ友Pさんのブログ
コメント欄の中にも
この「天人唐草」の話題、ありました


いやーん、絶対読みたい読みたい(>_<)


はい、ポチしました
なんと1円プラス送料で
ほぼ新品を手に入れました


山岸凉子さんも恐るべき才能の巨匠
久しぶりに読む山岸作品は
期待以上の内容でした
強烈な球が飛んできました、まいりました


「 天人唐草 」山岸凉子自選作品集

時代錯誤なまでに厳格な父に
しつけられた娘の複雑な心理を描く表題作他
ギリシャ神話上の怪物・女面鳥獣が
現代の日常空間にふと甦る「ハーピー」、
霊界とつながりをもつ鳥人一族の
末裔の苦悩を描く「籠の中の鳥」など
5編収録


天人唐草、、、まさに「狂気」
理不尽で時代錯誤なしつけというなのエゴ
響子の父親の歪んだ女性観に
反吐が出そう
遠い昔にはこういう頭カチカチの
武士でもないくせに侍ぶった
偏屈な父親ってわりといたんでしょうね
「女の子のくせに」とか
「女の子らしく」とか

響子はこの父親に認められたいがために
あらゆる感情を抑え続けたせいで
自信のない自我のない
変な大人になってしまいます

人は何かのきっかけで
壊れてしまう生き物

この作品集に出てくる子供達は
みんな戸惑っています
原因は大人たち
もしくは大人の作り上げた社会

解説が中島らもさんなんですが
ここを読むだけでも
この本を読む価値があると思います
漫画も凄いけど解説も凄い

現実も解決やハッピーエンドを見ないまま
ただそのまま消失していく事象が
あちらこちらに転がっているんですよね
人間世界怖ろしい





今週は色々あったので
いつもは見ない時間にテレビ見てます
さっき
旦那さんのお小遣いの使い方について
世の奥様たちのご意見あれこれが
紹介されてました
おお手厳しいなぁというか
みなさんキチンとされてるなぁと反省

私は旦那さんからお小遣いをもらう側で
大きな家計のやりくりはしていないため
旦那さんのお金の使い途については
ノータッチ
私の管理能力が低いため(汗)
我が家の大蔵大臣は旦那さんです

ポンコツと呼ばれ続け
情け無い限りではありますが
今日見ていて良いこと発見!
そもそも管理を任されないため
キリキリしたりイライラしたり
しないで済んでるなと\(//∇//)\
決して褒められた話じゃないんですけどwww