中堅売れっ子作家さんの印象
とはいえ
実は初読みの絲山秋子さん
なんとなく手を出せないでおりましたが
読む気になりました
まぁぁぁ、なんということでしょう
読みきるのに体力必要な作品でした
ぐったり(涙)
「 ばかもの 」絲山秋子著
*ネタバレあります
自堕落な大学生 ヒデと
男勝りな年上女 額子の物語
いきなりハードな性描写で始まり
えー、こんなかー、書評と違ってるし
どうするかなー、と思った矢先
額子に捨てられるヒデ…どうなる??
で、ここからが大変キツかった
ヒデがアルコール依存性になるんです
ひどいのなんの
周囲にこんな大変な思いをさせるのか‼︎
呪いたくなるというか
死んでほしくなるT_T
こんな奴←あえて「ヤツ」と呼ばせて‼︎
アルコール依存性とは
怖ろしい病気です
ようやく立ち直るきっかけが見つかり
断酒出来るようになったヒデ
長い年月を経て額子と再会します
額子は額子で大変だったことが判明
事故で片腕を切断しており
それが原因で旦那さんと別れてました
独り身の額子、頭は総白髪に(涙)
再会後の二人は
用心深く距離を縮めていきます
この辺りから読んでいて
安心になってきました
ラスト、ヒデの「ばかもの」は
明るい兆し
ふーーっ、体重減ったわ
落ちていくヒデの醜態と
額子のあまりな態度に
面白いとか面白くないとか
そんなことでなく
馴染めないと相当疲れる話
絲山さんを思い浮かべ
知性と気の強さを感じさせる風貌の奥に
オンナオンナオンナな熱い血が
どっくんどっくん流れとるんだなと
勝手に解釈してみました
次は当分先にする(O_O)