本屋さんのダイアナ / 柚木麻子 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。





「 本屋さんのダイアナ 」柚木麻子著


内容紹介より

…私の呪いを解けるのは、私だけ――。すべての女子を肯定する、現代の『赤毛のアン』。「大穴(ダイアナ)」という名前、金色に染められたバサバサの髪。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人だけど、私たちは一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”に――。自分を受け入れた時、初めて自分を好きになれる! 試練を越えて大人になる二人の少女。最強のダブルヒロイン小説。


。。。。。。。。。。。。



読書が大好きな女性なら、きっと

2人の少女
大穴(ダイアナ)ちゃんと彩子ちゃん
彼女達が貪るように読む本の中に
かつてのお気に入りを見つけるはず

幸田文に憧れるダイアナ
サガンに夢中になる彩子

私は彼女達ほどたくさん
読んできてはいないけれど
今でも幸田文さんは憧れの人だし
サガンは高校生の頃、神だったわぁ

2人は本を通して
お互いを認め合い支え合います
共に過ごす時間が濃密で眩しい!
小6でサリンジャー
「ライ麦畑でつかまえて」を読み
彩子ちゃんの父親と話が弾む
ダイアナちゃんにはやられましたね
私は高校生の時に読みましたが
意味がよくわからなかったー(泣)
美少女達の子供時代の描写が
この作品では一番輝いてました


時を経て
かつてキラキラしていた少女達は
わりと普通の女性になってしまいます
色々なことに気付き始めたから?
大人になるってそういうことなのかな
後半は現実的な内容に変わり
少し寂しく感じましたが
ラストが良かったのでひと安心






大好きだった本でも
時間が経つと
内容を思い出せないことがあります
でも忘れてしまった言葉や文章が
多分心のどこかに蓄積されていて
自分を形成する血肉の
一部分になっている、と
信じたいです

そして
持っている言葉以上のことを
考えることは出来ないので
奥行きある大人になるには
使うか使わないかは別にして
たくさんの言葉を持っているべき
いつもそう思います
全然足りないまま
妙齢になってしまいましたけどね


ダイアナちゃんと彩子ちゃんは
この先
読んできた本達、これから読む本達に
色々な場面で
知恵を授けてもらえるはず

悲しみを和らげてくれたり
勇気を分けてくれたり
常に側にいてくれて、最強の友人
孤独すらも忘れさせてくれる存在


本の素晴らしさを
味わえる良質な作品でした
柚木麻子さんは
「ランチのアッコちゃん」以来

手元に
「3時のアッコちゃん」あるんです♥
義母が貸してくれました(^-^)
次の本の次くらいに読むつもり
かなり楽しみです。。。




明日から3日連続お仕事です
本を読む時間が減るのは残念~
面白そうな作品が
目の前に積んであるのに~


(^^)
また一週間頑張りましょうね



☆10月23日記事へのコメント
♥Kさん、Pさん♥
ありがとうございます(^人^)
とても嬉しかったです‼















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