おはようございます
大きな台風が接近しています
子供達は学校がお休みになりました
被害が出ませんように
先日外出中に立ち寄った本屋さんで
ふっと購入した一冊です
内容紹介文と本編の内容に
これ程ギャップがあったのは
初めてです(;^ω^A
「 最後の息子 」吉田修一著
まずは本の裏側にある
内容紹介文を紹介しますね~
…新宿でオカマの「閻魔」ちゃんと
同棲して時々はガールフレンドとも
会いながら、気楽なモラトリアムの
日々を過ごす「ぼく」のビデオ日記に
残された映像とは、、、。
第84回文學界新人賞を受賞した
表題作の他に、長崎の高校水泳部員達を爽やかに描いた「Water」、
「破片」を収録。爽快感200%、
とってもキュートな青春小説!
☝
はーい!これだけ読むと
相当爽やかそうですね~。ポップで
キュートな軽い小説かと思いますね!
そう思って読んだんです
★ネタバレあります
最後の息子
。。。オカマの閻魔ちゃんと暮らす
「僕」の怠惰な日々。働かないで
新宿二丁目に入り浸り。閻魔ちゃん
との日常をビデオに撮影しています。
ホモの友人が公園で殺された後
それまで書いていた日記もビデオに
撮影し、映像を見返した「僕」。
彼の中に何かが生まれる気配
( ̄ー ̄)
爽やかさ0%!キュートさ皆無!
大体初っ端、ホモ狩りにあって
殺されちゃった友人の話から始まる
物語のどこに青春の要素ありますか⁈
とはいえ
閻魔ちゃんと僕の関係、閻魔ちゃんの
セリフにちょっと魅かれてしまい
やっぱり吉田さんだなぁなんて
納得して読了
破戒
。。。長崎で暮らす酒屋の兄弟
兄は東京へ出て女と暮らし、無職
弟は店を継ぎ真面目に働きますが
自宅倉庫を風変わりな家へリフォーム
することに夢中で、さらに
好きな女性へストーカー的行動を
繰り返します
幼い頃の哀しい出来事と
現在とを行き来する内容で
兄弟の今がなぜこうなのか?が
徐々に分かってきます
( ̄ー ̄)はいはい、こちらも
どんよりしたやるせなさ満載!
青春小説じゃーありませんね
とはいえ
喪失感を持ったまま大人になった
兄弟達の、もがきっぷりが痛々しくて
つい読みこんじゃいました
Water
。。。長崎の高校水泳部員達の夏
大会までの猛練習、友情と恋、、、
ああ!これは爽やかだわっ‼
主人公もかなりキュートな男子高校生
うんうん、青春よねぇ♥と
明るい長崎弁にも酔いしれ
油断しておりました
( ̄ー ̄)はい、ズーンとしちゃう場面
きましたよーーっ!
その先はどんなに明るい描写にも
ぁぁぁでも大変なんだよね、が
ついて回り終了
でもこの作品が一番好みでした
吉田修一さんが超売れっ子になる
以前の短編ですが
すでに吉田さんらしさがいっぱい
簡単じゃないんです(>_<)
そこがイイ
それにしても
青春小説として売り出すには
無理があるような、、、、(θωθ)
みなさま台風にはお気をつけて
台風無関係のみなさまも
気温の差が激しいので
体調にはくれぐれもお気をつけて
良い一週間でありますように(^-^)/
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