ブロ友さん達みなさん絶賛で
どうしても読みたかった一冊
期待通りで
すごーく良かったです
毎度のことですが
この手の物語には
すぐに感情移入してしまい
言葉と情景描写が
ズンッと響いて
涙が出る出る出る出る…
若くして夫、一樹を失った徹子さん
一樹の父親、連太郎さん
義父と嫁の
ほんわり優しい物語
「昨夜のカレー、明日のパン」木皿泉著
連作短編集になっていました
夫に先立たれた徹子は
義父《ギフ》連太郎と暮らしています
古い木造の日本家屋で
大きな銀杏の木に見守られながらの
淡々とした穏やかな毎日
この2人の関係
一樹がいなくなって7年
本当の親子ではないからこそ
踏み込みすぎず
遠慮しすぎず
頑張りすぎず
絶妙な距離で支え合ってます
日常の何気ない会話が
静かであたたかい…
徹子の恋人、岩井くん
一樹の幼馴染、タカラ
従兄弟、虎尾
亡き母、夕子
それぞれのエピソードが
一樹の思い出とともに綴られていて
じーんとしました
笑える場面もあるんですよ
辛いことや哀しいことは
時間が解決するのでしょうか
どうにかこうにか
折り合いをつけて
日々の暮らしを積み重ねて
いつか
背負っているものに
慣れていって
それが日常になるのを
待つしかないのでしょうか
そばに、近くに、
傷みを理解してくれる人が
一人でもいたら
気持ちの穴を
別の何かで
少しずつ埋めることって
出来るのでしょうか
そんなことを考えました
さて(^_^)
ギフも岩井くんも
大らかで愛嬌があって素敵でしたが
なんといっても
亡くなってしまった一樹
彼が誰よりも魅力的でした
2014年本屋大賞第2位!
ウワサ通り評判通りの作品です(^^)
拍手~~~!
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