先週読んだ本
伊集院静先生の
大ヒットシリーズ第4弾
「許す力 大人の流儀4」
許せないものを抱えたら、
その大半は許さなくていい。
許してあげられない自分を
嫌いになる必要もない。
…
ただひとつ私は
許せないという考えに
付帯条件をつけている。
許せない人に関しては、
それを口にしないことだ。
…
(先生とお母様の会話)
「あなた大人になられましたね」
「どうして」
「“人を許す”と書いてありました」
、、、いや、許す人になることも
大事かもしれぬと書いたんだが。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
伊集院静先生の文章を
説教くさいとおっしゃる方々も
見受けられますが
このくらいの年齢の男性が皆
口当たりの良い発言ばかりだと
全然面白くありません
偏っていたり
手厳しかったり
頑なだったりしても
優しかったり
思慮深かったり
花の名前に詳しかったり
奥様を敬っていたり
多面体だからこそ
人間は人間らしいのですものね
引き出しの数と
持っている言葉の数が
あまりに少ない人は
当てはまりませんけど
許せないなら
無理に許さなくていい、と
静先生に言ってもらえて
少し気が楽になった読者は
あちこちにいると思います
許せない人か……いないです
恵まれてます
許せなかった出来事も
何だかだんだん記憶が薄まり
霞んで見えなくなってきて
そんなことが
あったのかなかったのか
あまり思い出しもしません
(あぁ、でも
私のことを許してくれない人が
いないとは限りません、いたたた)
仮に忘れることが出来なくても
それはそれで仕方ないですよね
たまに思い出して
かーっとなったら
それも良しとします、はい
ただそのことに縛られないように
毎日適度に忙しく動いて
たくさん笑って、よく食べて寝て
美しいものに触れて
人と交流して
文字を読んで
物思いに耽って
そんな風に過ごせる日々が
一日でも多いといいなぁ
この前の金曜日は
お勤めしていた時の後輩と
ランチへ行きまして
彼女がパート先で許し難い仕打ちをうけ結局お仕事を辞めたという話を聞き
昨日の日曜日は
職場の仲間との飲み会で
頑張っている女子から
上司に言われた許せない言葉を聞き
許せないことを
わざわざ許す必要ないな、と思い
静先生のおっしゃる
そのことを口にしない、というのは
なかなか難しいよな(笑)と思い
私は凡人のまま
自分に甘いと思われても
多少は吐き出しながら
バランスとっていこう、と
しみじみ思ったのでありました
それにしても
この陽気
お酒が美味しすぎる…
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